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【注意報】水稲にイネカメムシ 県南部で多発のおそれ 栃木県2025年7月9日

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栃木県農業総合研究センターは、水稲にイネカメムシが県南部で多発のおそれがあるとして、7月8日に令和7年度病害虫発生予察注意報第2号を発表した。

図1:乾式予察灯におけるイネカメムシの誘殺状況(小山市)

栃木県農業総合研究センターによると、県内の乾式予察灯4基(大田原市、宇都宮市、栃木市、小山市)のうち、県南部の小山市においては、6月下旬から誘殺数が増加。7月第1半旬には15頭と急激に増加した(図1)。イネカメムシが多発した2024年と比較して、急増する時期が約2か月早い(図1)。

また、県南部の複数の水稲ほ場で、昨年まで確認されなかった出穂前からのほ場への侵入が確認された。

気象庁が、7月3日に発表した1か月予報によると、向こう1か月の平均気温は高く、降水量も平年並か少ない見込み。イネカメムシの活動がより活発化したり、第1世代以降の発育が早まるおそれがある。

同所では次のとおり防除対策を呼びかけている。

(1)水稲の生育診断速報によると、早植コシヒカリの出穂期は7月22~31日。平年より早まる見込みであるため、適切な時期に防除する。

表1:水稲のカメムシ類に登録のある主な薬剤(6月30日現在)

(2)イネカメムシによる加害は、出穂期~開花期頃にかけて集中しやすく、著しい不稔を引き起こすことで大幅な減収につながる。そのため、出穂期(不稔対策)及び出穂期の7~10日後(斑点米対策)の2回、薬剤による防除を実施する(表1)。なお、発生が多い場合には、2回目の防除から7~10日後に追加防除する。
(3)周辺より出穂が早い、または遅い品種・作型では、被害が集中しやすいため防除を徹底する。
(4)同種はイネの出穂後に穎花及び籾の基部を激しく加害するため、株当たりの寄生頭数が少ない場合でも大きな被害につながる可能性がある。そのため、早期の発見と適切な防除が極めて重要。

<蜜蜂被害軽減対策>
(1)斑点米カメムシ類に対する薬剤防除は、水田周辺のミツバチに影響を及ぼす可能性があるため、地域の養蜂家に薬剤防除日を事前に周知する等の積極的な対応を行う。
(2)ミツバチの活動が最も盛んな時間帯(午前8時~12時)を避け、可能な限り早朝または夕方に農薬散布を行う。
(3)詳細は、「蜜蜂被害軽減対策の推進について(農林水産省)」を参照。

写真1:イネカメムシ成虫。稲穂上(左)、セイバンモロコシ上(中央)、メヒシバ上(右)(提供:栃木県農業総合研究センター)写真1:イネカメムシ成虫。稲穂上(左)、セイバンモロコシ上(中央)、メヒシバ上(右)
(提供:栃木県農業総合研究センター)

写真2:イネカメムシ幼虫。稲穂上(左)とメヒシバ上(右)と写真3:基部斑点米(提供:栃木県農業総合研究センター)写真2:イネカメムシ幼虫。稲穂上(左)とメヒシバ上(右)と写真3:基部斑点米
(提供:栃木県農業総合研究センター)

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