【特殊報】ミナミトゲヘリカメムシ 県内で初めて確認 徳島県2025年11月25日
徳島県立農林水産総合技術支援センターは、ミナミトゲヘリカメムシ(ヘリカメムシ科)の発生を県内で初めて確認。これを受けて、11月21日に令和7年度病害虫発生予察特殊報第1号を発表した。
(提供:徳島県)
徳島県立農林水産総合技術支援センターによると、9月に小松島市の露地ミカン園で、これまで県内では確認されていないカメムシが多数寄生しているのが確認された(図1、2)。同虫が加害した果実は着色の異常が認められ、ひどい場合は落果しているのを確認(図3、4)。農林水産省神戸植物防疫所に同定を依頼した結果、ミナミトゲヘリカメムシと判明した。
(提供:徳島県)
形態としては、体長14.2~20.8mmの細長い大型のカメムシでオオクモヘリカメムシに似ているが、前胸部の側角が、前方に向いた鋭い棘状であることが特徴。体の背面は褐色で、腹部は淡黄緑色である。
詳しい生態は不明だが、ミナミトゲヘリカメムシは南方系のカメムシで沖縄県ではシークヮーサーの主要害虫で発生は年間2回。
1973年以降、鹿児島県、佐賀県、福岡県、長崎県、三重県、愛媛県、和歌山県でカンキツ等の果実への加害が報告されており、近年分布が北上している傾向にある。栽培作物以外での寄主植物はクスノキ科で数種が確認されている。
温州ミカンでは、他の果樹カメムシ類と同様、被害果実には吸汁した痕、吸汁されたことによるスポンジ状の果肉部、異常着色及び落果が発生する。
同所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇ミナミトゲヘリカメムシの発生が確認された場合、カメムシ類に適用にある薬剤を用いて防除を行う。
重要な記事
最新の記事
-
【特殊報】ミナミトゲヘリカメムシ 県内で初めて確認 徳島県2025年11月25日 -
【特殊報】チュウゴクアミガサハゴロモ 県内広域で発生のおそれ 徳島県2025年11月25日 -
【特殊報】チュウゴクアミガサハゴロモ 県内の果樹全般で初確認 山口県2025年11月25日 -
宮崎で鳥インフル 国内5例目2025年11月25日 -
農業用バイオスティミュラント「エンビタ」 2025年水稲の実証試験で見えた効果 上手な使い方 北興化学工業2025年11月25日 -
有田みかんなど約30点「お客様送料負担なし」で販売中 JAタウン2025年11月25日 -
「みのるダイニング名古屋店」開業3周年特別メニュー提供 JA全農2025年11月25日 -
「いい肉の日は和牛を食べよう2大キャンペーン」25日から開催 JAタウン2025年11月25日 -
フランス2機関と「美食と健康」「発酵」分野でMOU締結 農研機構2025年11月25日 -
「レイミー×Z-GIS連携ソリューション」リリース 専用サイト開設 日本農薬2025年11月25日 -
丹波篠山の伝統野菜「山の芋フェア」実施 丹波篠山ブランド産品戦略会議2025年11月25日 -
新農業プロジェクトで秋田県にかほ市の企業誘致認定を取得 INGEN2025年11月25日 -
耕畜連携 長野県南牧村の取り組み学ぶ「農業研修会」開催 愛知県豊橋市2025年11月25日 -
越前がに、若狭牛、とみつ金時「美食福井」提供店の検索機能を追加 福井県2025年11月25日 -
セブン‐イレブン 地産地消の2商品が「FOOD SHIFTセレクション2025優秀賞」受賞2025年11月25日 -
店舗、宅配ともに前年超え 10月度供給高速報 日本生協連2025年11月25日 -
鳥インフル 米国からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年11月25日 -
鳥インフル 英国からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年11月25日 -
宅配商品の試食や遊びが満載「子育てフェスタ」開催 パルシステム千葉2025年11月25日 -
世界の気候危機を知るオンライン企画開催 パルシステム連合会2025年11月25日


































