アリスタと開発したバイオスティミュラント「ロダルゴ」発売 サカタのタネ2026年1月9日
サカタのタネは、農薬大手UPLのグループ会社、アリスタ ライフサイエンスと新しい農園芸資材バイオスティミュラント「RODALGO(ロダルゴ)」を開発し、1月8日から受注開始。1月下旬以降、順次出荷する。
農園芸資材バイオスティミュラント「RODALGO(ロダルゴ)」
「RODALGO」は、2024年6月に販売開始したバイオスティミュラント資材「GAXY」(ギャクシー)に続く、アリスタ社との共同開発の第2弾商品。日本ではサカタのタネの専売となる。
同商品は、アジア諸国で商業用に養殖された熱帯産海藻の紅藻類を原料に用い、UPL社独自の製法でカラギナン由来の多糖類、自然由来のカリウムなど機能性成分を抽出して濃縮した自然由来のバイオスティミュラント資材。「RODALGO」に含まれるカラギナン由来の多糖類は作物のコート(保護)、高温乾燥下での品質保持、棚持ち性向上に寄与する。同商品に含まれる他のバイオスティミュラント成分には、光合成を活発化させ、収量、食味を向上させるなど、生産者の課題に対し広く活用できる。
生産者は、播種から生育前半期には肥料吸収を改善し成長を促進する従来品の「GAXY」を、生育後半期から収穫直前にはコーティングにより高温乾燥などから作物を守り、棚持ち性を向上させる「RODALGO」を使うことで、栽培の各ステージでの生育に必要な成分の吸収を最適化し、品質向上を見込める。
他社商品と比べ、少量(希釈倍率:葉面散布 2000~5000倍、土壌灌注1000~2000倍、無人航空機8~16倍)で効果を発揮するため、コストパフォーマンスにも優れる。一般的な国内の海藻系バイオスティミュラントと比べると、価格を約1/2~1/4に抑えられると想定(各メーカーの適用倍率を基に当社が試算)。
日本の農業現場では猛暑や日照不足、肥料価格の高騰、世界では高温乾燥、低日照、塩害など、栽培環境が厳しくなっている。バイオスティミュラント資材は、植物生理に作用し、根の活性化、栄養吸収効率向上などにより、収量や品質の向上に寄与するため、市場が拡大。バイオスティミュラント資材の原料の多くは鉱物や自然由来で、持続可能性や環境負荷などの課題がある一方、「RODALGO」は養殖して作られた資源から有効成分を抽出しているため、大量に収穫しても再び養殖・収穫が可能で、環境負荷が少ない特長を備えている。
「RODALGO」は1リットル1万6500円(税込)。全国の種苗店、農業資材店、JAなどを通じて営利生産者向けに販売される。
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