気温上昇で害虫発生に引き続き注意 愛知県2020年11月18日
愛知県農業総合試験場は11月17日、あいち病害虫情報を更新。果菜類やイチゴの病害虫等に関する最新情報を発表した。

名古屋地方気象台が11月12日に発表した1か月予報によると、期間の前半は気温がかなり高くなると予想。向こう1か月の平均気温は「高い」確率が70%、週別の気温では1週目は「高い」確率が80%、2週目が「高い」が確率70%となっている。
キャベツ、ハクサイのフェロモントラップにおけるコナガの誘殺数はおおむね平年並だが、やや多い地域があった。
11月上旬のハクサイほ場の巡回調査では、発生量は平年並だった。この時期に発生量が多いと、翌春も発生が多くなる傾向にあるため、ほ場での発生状況に注意し、この機会に防除をするよう促している。
コナガは薬剤抵抗性が発達しやすいため、同一系統薬剤の連用を避け、周辺ほ場への発生源とならないよう、収穫終了後は残渣を速やかにすき込む。 野菜のフェロモントラップにおけるハスモンヨトウの誘殺数はやや多い状況が続いている。11月上旬のハクサイほ場の巡回調査でも、発生量の多い地域がみられた。今後も気温が平年に比べ高いと予想されることから、引き続き、ほ場での発生状況に注意し、防除を実施するよう呼びかけている。
キャベツ、ハクサイの病害については、菌核病が発生する時期であるため、発病株は直ちに抜き取りほ場外に持ち出し、適切に処分する。菌核病の病原菌は、多くの種類の植物に感染するため、菌核病が発生している地域では、他作物での発生にも注意が必要としている。
〇果菜類
果菜類の病害では、トマトすすかび病やナスすす斑病の発生に引き続き注意を促している。果菜類の灰色かび病やトマト葉かび病、ナスすすかび病は、施設を密閉し施設内の湿度が高まる11月中下旬頃から発生が多くなる。そのため、積極的に換気や送風を行い、多湿にならない環境づくりのほか、発病部位を速やかに取り除き、適切な処分を呼びかけている。
トマトでは、草勢が衰えると葉かび病の発生が助長されるため、生育に応じた肥培管理に努める。
葉かび病抵抗性品種を栽培している場合も、すすかび病が発生するため、両病害とも発生初期の防除を心がけるよう呼びかけている。
〇イチゴ
イチゴの病害虫ではハダニ類の防除として、ミツバチや天敵への影響を考慮して薬剤を選定し、気門封鎖型農薬を積極的に活用して、同一系統薬剤の連用を避ける。天敵を利用する場合は、導入前に薬剤で防除し、ハダニ類の密度を下げてから放飼することを推奨している。 炭疽病は、10月下旬の巡回調査で発生量がやや多い状況だった。発病株や隣接する株は速やかに抜き取り、ほ場外に持ち出し適切に処分するよう促している。 うどんこ病は、多発すると防除が難しくなるため、初期防除に努めるとともに、適切な肥培管理を行い発生を助長する窒素過多を避けるよう注意を呼びかけている。
〇トマト等
トマト黄化葉巻病、トマト黄化病、キュウリ黄化えそ病に関しては、トマト黄化葉巻病の病原ウイルス(TYLCV)はタバココナジラミ、トマト黄化病の病原ウイルス(ToCV)はコナジラミ類、キュウリ黄化えそ病の病原ウイルス(MYSV)は、ミナミキイロアザミウマにより媒介される。 10月下旬のトマトの巡回調査では、コナジラミ類とトマト黄化葉巻病がやや多い発生量だった。媒介昆虫の防除を徹底するとともに、発病株は抜き取り適切に処分することとしている。
〇水田の秋冬期耕うん
イネ白葉枯病の病原菌は、被害わらやもみで越冬し、次作の発生源となる。スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)は、本田や用排水路で越冬し、イネ縞葉枯病を媒介するヒメトビウンカは、水田畦畔の雑草やひこばえで越冬する。そのため、収穫後の耕うんを始めとする秋冬期管理の実施を呼びかけている。
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