【注意報】キャベツにコナガ 全県で多発のおそれ 秋田県2025年5月23日
秋田県病害虫防除所は、キャベツにコナガが県内全域で多発のおそれがあるとして、5月22日に令和7年度病害虫発生予察注意報第1号を発表した。
秋田県病害虫防除所によると、キャベツ防除適期決定ほ(能代市)のコナガのフェロモントラップにおける5月1~3半旬の誘殺数の合計は1009頭(平年105.8頭)で多かった(表-1)。
5月4半旬の産地巡回調査(山本地域5地点)では、幼虫は確認されなかったが、全ての地点で卵が確認され、株当たり卵数は平均9.7個だった(図-1、表-2)。また、予察灯調査(6地点)において、全ての地点で誘殺が確認され、5月1~3半旬の誘殺数の合計は305頭(平年47.7頭)で多かった(表-3)。
5月20日に仙台管区気象台が発表した東北地方3か月予報によると、6月の気温は高い予報。以上のことから、今後、幼虫が急増し、被害が多くなることが予想される。以下の防除対策を徹底するとともに、他のあぶらな科野菜についてもコナガによる被害が多くなることが予想されるため、十分に注意する。
同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
(1)コナガに効果の高い薬剤を7~10日間隔で散布する(表-4)。グレーシア乳剤(RACコード:30)、ブロフレアSC(同:30)、プレバソンフロアブル5(同:28)は2週間程度の残効がある。
(2)ジアミド系殺虫剤(RACコード:28)の効果が低いコナガが飛来している可能性があるため、ジアミド系殺虫剤を散布したにも関わらず、幼虫が見られる場合には、他系統の薬剤により防除を行う。薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一RACコードの薬剤を連用しない。
(3)薬剤は必ず展着剤を加用し、葉裏にも十分付着するように散布する。
(4)散布液量は、生育初期は100~150L/10a、生育期~結球期は200L/10aを目安とする。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】ウメ、モモなど果樹全般にカメムシ類 県内全域で多発のおそれ 愛知県2025年5月23日
-
【注意報】キャベツにコナガ 全県で多発のおそれ 秋田県2025年5月23日
-
備蓄米の随意契約には新たなプレイヤーも参加を 小泉農相が小売りの現場を視察2025年5月23日
-
主食用米 対前年40万t増 水田の作付意向4月末2025年5月23日
-
25年産米概算金 全農にいがた「2.6万円以上めざす」 県内JAに通知2025年5月23日
-
店頭価格5kg2000円台で備蓄米販売 国産米離れ防ぐ目的 JAグループにも説明へ 小泉農相2025年5月23日
-
【人事異動】農水省(5月21日付)2025年5月23日
-
(436)フェイクフードとフードセキュリティ【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年5月23日
-
大阪・泉大津市、市民に米販売へ 「 5キロ3000円台」で 食の安心へ産地と連携2025年5月23日
-
「大分味一ねぎ」を使用した商品、県内セブン‐イレブンが発売 宇佐市長を表敬訪問し報告 JA全農おおいた2025年5月23日
-
全農杯全日本卓球選手権大会(ホープス・カブ・バンビの部)県予選 広島、千葉で副賞や参加賞提供2025年5月23日
-
ブルボン×ニッポンエール「フェットチーネグミPREMIUMピーチパイン味」新発売 JA全農2025年5月23日
-
JA全農かながわ、テレビ神奈川と共同開発「湘南ゴールド」香るご褒美スイーツが登場 ファミリーマート2025年5月23日
-
「パートナーシップ構築宣言」公表 日本農薬2025年5月23日
-
耕作放棄地や農地を「無理に守らない」「適切な規模に畳む」「余白を活かす」 人口減少社会に向き合う"縮充"で新事業 むじょう2025年5月23日
-
「新米を待つ声に応えたい」 個人向けに「定期便」や「業務用玄米」も導入 鳥取八頭町の田中農場2025年5月23日
-
令和7年度「ニーズに基づく播種前契約のための取組支援事業」募集開始 全米販2025年5月23日
-
鳥インフル ブルガリアからの家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年5月23日
-
第13回「食品産業もったいない大賞」募集開始 農水省2025年5月23日
-
第4回全国ミニトマト選手権 長野県「クラシックトマト『ショパン』」2年連続で最高金賞2025年5月23日