JAの活動:JAトップアンケート 今、農業協同組合がめさずこと
【JAトップアンケート】JA大阪泉州 秦増雄代表理事組合長 「『農』からの地域貢献」2015年11月13日
今回は、JA大阪泉州の秦増雄代表理事組合長のご意見を掲載する。
JA大阪泉州
秦増雄代表理事組合長
回答日:2015.9.30
【問1】あなたの農協では、農業・地域に対し、どんな役割を果たそうと考えておられますか。今後もっとも重要な役割だとお考えの内容をお書きください。
組合理念を「農」から「地域社会」への貢献を掲げ、JA大阪泉州は地域農業を守り育てていきます。
(1)農業が有する多面的機能を最大限に発揮し、「農」のある快適な住みよい地域社会を目指します。
(2)豊かに広がる田園風景は、人の心に安らぎをあたえ、同時に水田や畑の水をためる力は、洪水などの災害を防ぎ、水資源を守ります。また、鳥や虫などの生き物の住処にもなって、環境や生態系を守っています。
(3)安全・安心な農作物を提供し皆様の食生活や健康を守っていきます。また、豊作を願う祭りなど、日本文化を育ててきました。
(4)農業はこのように食料を供給するだけでなく、環境・自然・文化などあらゆることで、地域社会に貢献しているのです。
【問2】問1の役割を果たすうえで、今、農業・地域での最大の課題は何ですか。
多様化する地域と農業の実態をふまえ、組合員のニーズに応えるため、創意工夫ある取り組みにより、地域農業の多面的機能を発揮した特色あるJAつくりをめざします。
JAのめざす姿は、総合事業により、効果的かつ効率的な事業運営、組合員・地域住民に対する質の高いサービスの提供を実現し、地域農業の振興、地域の活性化などに重要な役割を発揮することであります。
そのためには、地域と強いつながりを持つことが必要であり、今後も組合員や地域住民とJAが一体となった協同活動の取り組みが不可欠と考えます。
【問3】問2の課題を解決するため、もっとも力を入れようと考えておられることは何ですか。
(1)安全・安心で新鮮な農作物を持続的・安定的に供給できる地域農業を支え、農家所得の向上に貢献します。
(2)総合事業を通じ地域振興を図り協同の力で暮らしやすい地域社会の実現に貢献します。
(3)次世代とともに、「食と農を基軸とした地域に根ざした協同組合」として存立します。
【問4】問3に関連して、第27回JA全国大会議案では「9つの重点実施分野」を掲げています。このうち課題を解決し、貴JAがめざす姿を実現するために、もっとも重要と考えておられる事項を3つあげてください。また、その分野において、どんな取り組みを考えておられるのか、具体的内容をお書きください。
a=担い手経営体における個別対応
(具体的取組内容)
JAは、営農渉外の配置により、出向く体制を整備・充実し、担い手経営ニーズ等を把握し、課題に対応した総合事業提案の取り組みを強化し、事業利用の拡大を進めます。
b=マーケットインに基づく生産・販売事業方式への転換
(具体的取組内容)
JAファーマーズマーケットを拠点とした生産・販売事業を強化し、野菜ソムリエ・食育ソムリエを配置し、消費者から選ばれる直販所づくりに取り組みます。
c=付加価値の増大と新たな需要開拓への挑戦
(具体的取組内容)
泉州産農産物の販売力を強化し、有利販売出来る作物をPRし、市場開拓や直接取引を増やし販路拡大に取り組みます。地場産農産物のブランド化や6次産業化への取り組み。
【問5】第27回JA全国大会を機に、JAトップとして内外に発信したいお考えをお書きください。
「農」から「地域社会」への貢献を基軸として、地域に根ざした農業協同組合であることを発信していきます。
重要な記事
最新の記事
-
【欧米の農政転換と農民運動】環境重視と自由化の矛盾 イギリス農民の怒りの正体と運動の行方(2)駒澤大学名誉教授 溝手芳計氏2024年4月26日
-
【注意報】麦類に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 佐賀県2024年4月26日
-
【注意報】麦類に赤かび病 県内で多発のおそれ 熊本県2024年4月26日
-
【注意報】核果類にナシヒメシンクイ 県内全域で多発のおそれ 埼玉県2024年4月26日
-
【注意報】ムギ類に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 愛知県2024年4月26日
-
「沖縄県産パインアップルフェア」銀座の直営飲食店舗で開催 JA全農2024年4月26日
-
「みのりカフェ博多店」24日から「開業3周年記念フェア」開催 JA全農2024年4月26日
-
「菊池水田ごぼう」が収穫最盛期を迎える JA菊池2024年4月26日
-
「JAタウンのうた」MV公開 公式応援大使・根本凪が歌とダンスで産地を応援2024年4月26日
-
中堅職員が新事業を提案 全中教育部「ミライ共創プロジェクト」成果発表2024年4月26日
-
子実用トウモロコシ 生産引き上げ困難 坂本農相2024年4月26日
-
(381)20代6割、30代5割、40/50代4割【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年4月26日
-
【JA人事】JA北つくば(茨城県)新組合長に川津修氏(4月20日)2024年4月26日
-
野菜ソムリエが選んだ最高金賞「焼き芋」使用 イタリアンジェラートを期間限定で販売2024年4月26日
-
DJI新型農業用ドローンとアップグレード版「SmartFarmアプリ」世界で発売2024年4月26日
-
「もしもFES名古屋2024」名古屋・栄で開催 こくみん共済coop2024年4月26日
-
農水省『全国版畜産クラウド』とデータ連携 ファームノート2024年4月26日
-
土日が多い曜日まわり、歓送迎会需要増で売上堅調 外食産業市場動向調査3月度2024年4月26日
-
鳥インフル 英国からの生きた家きん、家きん肉等 一時輸入停止措置を解除 農水省2024年4月26日
-
淡路島産新たまねぎ使用「たまねぎバーガー」関西・四国で限定販売 モスバーガー2024年4月26日