農産物被害198億円 1~6月の気象災害2014年8月20日
今年は豪雪や梅雨前線の降雨に悩まされた地域が多いが、1?6月までに発生した農作物の気象災害は4030ha、被害見込金額は198億円だった。農水省がこのほどまとめた。
降雪は、2月14?16日にかけて、関東甲信越を中心に過去最深積雪を大きく上回る記録的な大雪となった。この結果、ビニールハウス倒壊に伴うキュウリ等の野菜が158億円で被害総額の80%を占める被害を受けた。
群馬県が87億3000万円で被害総額の44%と最も大きく、次いで埼玉県60億7000万円、栃木県が22億円、山梨県が10億1000万円だった。
また、6月2日ころから8日にかけて、九州から東北北部にかけて梅雨入りによる降雨で、麦類の穂発芽等が発生。二条大麦等の麦類が18億1000万円で被害総額の94%を占めた。次いでショウガ等の野菜が7500万円、水稲が1700万円だった。県別では栃木が16億6000万円で被害総額の86%だった。次いで茨城の9500万円、群馬が8300万円、宮崎3400万円だった。
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