好天に恵まれた連休で売上好調に 9月の外食市場動向調査2015年10月30日
(一社)日本フードサービス協会(JF)は、会員社を対象とした外食産業市場動向調査平成27年9月度の集計結果をまとめた。
9月は前線や低気圧による低気温、台風による関東・東北の豪雨などで前半は客足が遠のいたが、下旬は5連休のシルバーウィークが好天となり売上を取り戻した。引き続きファミリーレストラン業態などが堅調に推移し、外食全体の売り上げは101.6%と3か月連続で前年を上回った。
業態別の概況は次の通り。
【ファーストフード】
全体売上は100.3%と前年を若干上回った。洋風は季節限定メニューなどを打ち出すが雨天の影響がカバーしきれず、売上は97.4%となった。和風はクーポンなどが功を奏し、売上が106.4%となった。麺類も夏季からのメニューが引き続き堅調で売上が104.2%となった。持ち帰り米飯・回転寿司は店舗数減少により全体売上は前年を若干下回った。
【ファミリーレストラン】
前半は天候不順の影響で苦戦したものの、全体売上は好調を維持し、前年比104.0%と29か月連続して前年を上回った。特に焼肉はシルバーウィークに家族連れの増加で好調に推移している。
【パブ・居酒屋】
パブ・ビアホールは前半は天候不順の影響を受けたが、後半はイベントやキャンペーンが奏功し、売り上げは前半を上回った。居酒屋は店舗削減と客数減が続いて売上は前年比マイナスが続いている。
【喫茶】
前半は天候不順により客足が遠のいたが、天候に恵まれた連休と秋のキャンペーンメニューにより売り上げは前年を上回った。
(関連記事)
・ファミレス28カ月連続で前年上回る 8月の外食市場動向調査 (15.09.30)
・7月の外食全体売上 2か月ぶりに前年上回る JF (15.08.28)
・2.3%売上減少 6月外食産業市場 JF (15.07.29)
・外食市場規模は24兆3686億円 日本フードサービス協会 (15.06.16)
・ファミレス好調も全体売上げ伸びず 4月度の外食産業 (15.05.26)
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