トルコの製粉メーカーと提携 サタケ2015年7月6日
6月29日、サタケ(本社:東広島市、佐竹利子代表)と、トルコ共和国の大手製粉機メーカー、アラパラ社は、製粉機器の相互生産、共同開発、相互販売などを行う提携契約を結んだ。
サタケは精米機、製粉機などの大手穀類加工機械メーカーであり、アラパラ社はトルコの大手製粉メーカーだ。両社は6月29日、サタケ広島本社において、提携契約(提携名称:戦略的パートナーシップ)を締結したもの。
近年、世界の製粉機業界では、トルコ勢の躍進が著しく、アラパラ社は同国で売上トップを誇っている。これまでサタケは、アラパラ社との取引実績もあり、比較的良好な関係を維持してきた。
この両社の関係をさらに発展させ、両社が対等な立場で互いの得意分野において業務を補完・分担し、共に競争力を高めることを目的に、業務提携を目指してきた。
2015年4月、提携契約(戦略的パートナーシップ)に基本合意し、6月29日に同提携の包括契約を締結。7月以降に提携分野の個別契約(各提携分野における具体的な事項の契約)を締結する予定だ。
◎本契約の提携内容
▽提携分野:商品開発、生産、調達、営業、マーケティング、アフターサービス
▽本契約の意義と今後の見通し:本契約は両社に多面的な利点をもたらすと考えている。互いの技術力、営業力、人的資源を有効活用または補完・分担することにより、競争力のある製品の開発、販売地域・販売量の拡大、コスト削減などの効率化を図ることができると考えている。
販売エリアについても、両社がそれぞれに強みを持つ商圏を積極的に開拓し、相互にグローバルな商圏拡大を企画している。
▽本契約に対する両社のコメント
○サタケ=佐竹利子代表:「今回の提携により、開発・製造・販売からアフターセールスの各分野において、両社の持つ強みを融合させることで、穀物業界における世界展開を拡大できることを喜ばしく思う」
○アラパラ社=ゴルケム・アラパラ副会長:「アラパラ社とサタケの業務提携により、両社は穀物業界にユニークなサービスを提供することが可能になる」
◎アラパラ社概要
・本社:トルコ共和国チョルム市
・設立:1954年(創業61年)
・資本金:850万トルコ・リラ(約3億8600万円)
・従業員:約400人
・売上高:約92億6300万円。
(写真)提携契約書調印後の記念撮影
重要な記事
最新の記事
-
【欧米の農政転換と農民運動】環境重視と自由化の矛盾 イギリス農民の怒りの正体と運動の行方(2)駒澤大学名誉教授 溝手芳計氏2024年4月26日
-
【注意報】麦類に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 佐賀県2024年4月26日
-
【注意報】麦類に赤かび病 県内で多発のおそれ 熊本県2024年4月26日
-
【注意報】核果類にナシヒメシンクイ 県内全域で多発のおそれ 埼玉県2024年4月26日
-
【注意報】ムギ類に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 愛知県2024年4月26日
-
「沖縄県産パインアップルフェア」銀座の直営飲食店舗で開催 JA全農2024年4月26日
-
「みのりカフェ博多店」24日から「開業3周年記念フェア」開催 JA全農2024年4月26日
-
「菊池水田ごぼう」が収穫最盛期を迎える JA菊池2024年4月26日
-
「JAタウンのうた」MV公開 公式応援大使・根本凪が歌とダンスで産地を応援2024年4月26日
-
中堅職員が新事業を提案 全中教育部「ミライ共創プロジェクト」成果発表2024年4月26日
-
子実用トウモロコシ 生産引き上げ困難 坂本農相2024年4月26日
-
(381)20代6割、30代5割、40/50代4割【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年4月26日
-
【JA人事】JA北つくば(茨城県)新組合長に川津修氏(4月20日)2024年4月26日
-
野菜ソムリエが選んだ最高金賞「焼き芋」使用 イタリアンジェラートを期間限定で販売2024年4月26日
-
DJI新型農業用ドローンとアップグレード版「SmartFarmアプリ」世界で発売2024年4月26日
-
「もしもFES名古屋2024」名古屋・栄で開催 こくみん共済coop2024年4月26日
-
農水省『全国版畜産クラウド』とデータ連携 ファームノート2024年4月26日
-
土日が多い曜日まわり、歓送迎会需要増で売上堅調 外食産業市場動向調査3月度2024年4月26日
-
鳥インフル 英国からの生きた家きん、家きん肉等 一時輸入停止措置を解除 農水省2024年4月26日
-
淡路島産新たまねぎ使用「たまねぎバーガー」関西・四国で限定販売 モスバーガー2024年4月26日