JAの活動:ヒント&ピント ~JAの広報誌から~
【ヒント&ピント】伝えよう!JAの自己改革22018年7月19日
JAが、どのような「自己改革」に取り組んでいるか知らない組合員が少なくない。このことはJAの行う各種のアンケート調査が示している。JAにとっては歯がゆいことだが、これは、まだまだ、読ませる(見せる)広報誌への工夫の余地があると考えるべきであろう。当欄の「ヒント&ピント」は、読者の目を引く、「伝え方上手」の紙面を紹介する場にしたい。これはと思う自信作を、ぜひ(一社)農協協会まで。
「どうも~」から始まる見出しは、くだけすぎる感もあるが、話し言葉で柔らかく、入り込み易い。見出しの基本は、「読んでみよう」という気にさせることで、内容を正確に表そうとすると、特に農業に関する記事は漢字が増え、かたくなりがち。「うちのJA」という言い方も、あまり見たことがない。内容は「自己改革を伝えるPR活動」の一環である理事による訪問活動の報告だが、PR活動で出た訪問先の声もコンパクトにまとめてある。硬軟合わせた紙面になっている。
JA自己改革の特集である。「出向く体制」の強化として、担い手支援センターの機能を紹介している。自己改革というと、とかく総花的になりやすいが、テーマをセンターに絞ったのがよい。そのうえで、経営支援・相談体制、生産資材の有利調達、資金融資・経営相談の3つの機能を説明。「出向く体制」の確立は、JA自己改革にとって最も重要なことだが、このように地域貢献や准組合員のパートナーシップなど、テーマを絞り、自己改革の視点で、その取り組みの紹介を続けてほしい。
JAの中期計画の進捗状況と合わせ、図表と数字を使って、自己改革の取り組みをうまく説明している。部門別に重点方針、代表的な施策、目標値、実績値を具体的に掲げ、進捗状況をニコニコマーク顔文字で表している。
目標100%達成、80%以上、79%以下と3段階に分け、顔の表情と色を変えてあるので、何の施策が達成できて、何ができなかったかが視覚で分かる。見開きの表で、適当に写真が配置されており、紙面が文字だけにならず、理解しやすい。
本シリーズの記事一覧は下記リンクよりご覧下さい。
重要な記事
最新の記事
-
主食用多収品種の「にじのきらめき」が人気になる理由【熊野孝文・米マーケット情報】2024年4月30日
-
令和6年春の叙勲 5人が受章(農水省関係)2024年4月29日
-
シンとんぼ(90)みどりの食料システム戦略対応 現場はどう動くべきか(1)2024年4月27日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(8)【防除学習帖】 第247回2024年4月27日
-
土壌診断の基礎知識(17)【今さら聞けない営農情報】第247回2024年4月27日
-
【欧米の農政転換と農民運動】環境重視と自由化の矛盾 イギリス農民の怒りの正体と運動の行方(2)駒澤大学名誉教授 溝手芳計氏2024年4月26日
-
【注意報】麦類に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 佐賀県2024年4月26日
-
【注意報】麦類に赤かび病 県内で多発のおそれ 熊本県2024年4月26日
-
【注意報】核果類にナシヒメシンクイ 県内全域で多発のおそれ 埼玉県2024年4月26日
-
【注意報】ムギ類に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 愛知県2024年4月26日
-
「沖縄県産パインアップルフェア」銀座の直営飲食店舗で開催 JA全農2024年4月26日
-
「みのりカフェ博多店」24日から「開業3周年記念フェア」開催 JA全農2024年4月26日
-
「菊池水田ごぼう」が収穫最盛期を迎える JA菊池2024年4月26日
-
「JAタウンのうた」MV公開 公式応援大使・根本凪が歌とダンスで産地を応援2024年4月26日
-
中堅職員が新事業を提案 全中教育部「ミライ共創プロジェクト」成果発表2024年4月26日
-
子実用トウモロコシ 生産引き上げ困難 坂本農相2024年4月26日
-
(381)20代6割、30代5割、40/50代4割【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年4月26日
-
【JA人事】JA北つくば(茨城県)新組合長に川津修氏(4月20日)2024年4月26日
-
野菜ソムリエが選んだ最高金賞「焼き芋」使用 イタリアンジェラートを期間限定で販売2024年4月26日
-
DJI新型農業用ドローンとアップグレード版「SmartFarmアプリ」世界で発売2024年4月26日