見本市の日本パビリオン 統一デザインに-農水省2016年7月28日
農林水産物の輸出戦略実行委員会の第1回企画戦略会議が7月25日に開かれ見本市での日本パビリオンのデザインを8月から統一することなどが報告された。
政府はオールジャパンでの実効性ある輸出拡大の取り組みなどについて議論を行うため、農林水産物等輸出促進全国協議会の下に輸出戦略実行委員会を設置している。
さらにこの7月に輸出力強化戦略を官民一体となって実行していくための参謀として同委員会の下に企画戦略会議を設置した。
構成員は民間有識者とジェトロやJA全中など関係機関担当者と農水省をはじめとした関係省庁担当者。
同会議が担う業務は▽輸出力強化戦略の実行状況の把握と実施者への助言、▽品目部会及びテーマ別部会の検討事項についての指示、品目横断的な課題の調整、▽日本産品のブランド定着に向けた事項の検討。
25日に開催された第1回会合では、日本産品のブランド定着に向けた事項のうち、▽国・地域別イベントカレンダーの作成とイベントの調整、▽プロモーションデザインの統一について話し合った。
現在はさまざまな関係団体が海外で輸出促進に向けたイベントを実施、参加しているが、その情報が共有されておらず、誰がどのようなイベントを実施しているかが分からない。そのためイベント情報を収集しイベントカレンダーを作成する。8月をめどに公表する予定。その後、関係者が利用しやすいよう国・地域や品目で絞り込みができるようにしたり、ソート機能を付加したりするなども検討していく。
また、ジェトロは年間20件の見本市に参加しているが、これまでは見本市ごとにジャパン・パビリオンのデザインを変えていたが、これを8月から統一デザインをスタートさせる。デザインのコンセプトは「安全・安心かつ高品質な日本産農林水産物・食品」。8月の香港フードエキスポ2016から統一デザインを使用する。
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