国産杉でこだわりのハンガーを中田工芸と製作 CFで先行販売 JForest2022年5月9日
全国森林組合連合会は5月2日、国産材の用途拡大と国内林業の活性化を目的に、ハンガー専門メーカーの中田工芸とコラボレーションし、高品質で環境に配慮した国産ハンガーを製作・販売するクラウドファンディングのプロジェクトをCAMPFIREで開始。6月15日まで支援を募っている。
国産材を使うことは国内林業の活性につながり、土砂災害や河川の氾濫等の防止や山村等の地域活力の底上げ、二酸化炭素吸収の面で地球温暖化にも貢献する。今回のプロジェクトは、日々手に取って使われるハンガーを通して国産スギの良さを知り、日本の森林の現状に興味を持ってもらうことをめざして実施する。
海外のレッドシダー(米杉)などは抗菌作用があることから、シューツリーやハンガーに使われ、輸入品が多く入ってきている。そこで同プロジェクトでは、抗菌作用があり、軟らかく粘りのある国産のスギのハンガーとの相性に着目した。
阿蘇小国杉製スーツハンガー/無塗装
今回製作するハンガーの原材料には、熊本県の小国町森林組合による品質の良い"阿蘇小国杉"を採用。中でも淡いピンク色と油ツヤが美しく、しっかりとした強度と粘りがある品種「ヤブクグリ」を選び、ハンガー材に最適な、害虫や湿気に強い成分が多く含まれる木の赤身部分を使った。乾燥にあたっては化石燃料を使わず、大地から湧き上がる自然エネルギーを活用した地熱乾燥を採用。杉の美しい木目を最大限に活かし、服をより美しく保管できる地球にも優しいハンガーとなった。リターンは、一般的にスーツハンガーやジャケットハンガーと呼ばれるスラックスなどを掛けるバーが付いたハンガーで、クリア塗装と無垢の2種類を準備している。
ハンガーを製造する中田工芸は、1946年創業で国内唯一の木製ハンガー専門メーカー。同社が展開する木製ハンガーブランド「NAKATAHANGER」は、日本のアパレル企業の高い要求レベルに応えてきた実績を活かしたデザインで、高い品質に定評がある。今回は普段使われないスギを使い、職人の技で1本1本丁寧に手作業で作っている。
リターンの「阿蘇小国杉製スーツハンガー/無塗装」(7290円)は、無塗装で杉の抗菌効果、調湿効果等が期待できるハンガー。また、「阿蘇小国杉製スーツハンガー/クリア塗装」(7590円)は、木目の美しさを引き出し、無塗装品と比較して傷や汚れに強くなる。価格はいずれも税、送料込。
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