国内原料・有機原料肥料など活用の栽培技術 オンラインで提供開始 INGEN2022年7月21日
農業ITベンチャーの株式会社INGEN(千葉県松戸市)は、高騰や入手困難が続く化学肥料の事情に対応し、より安定的な供給が見込める国内原料、有機原料肥料や、バイオスティミュラントを活用した栽培計画の提供を始めた。
有機原料を使った栽培技術をMr.カルテ上で提供
2015年に創業した同社は、農業技術の継承を通じて、「質」「出荷量」ともに安定した強い産地と強い農業ブランドの確立を目標に、栽培技術継承の課題に取り組み、オンライン栽培指導サービス「農の相棒Mr.カルテ」を開発・運営している。
農林水産省が4月に発表した「肥料をめぐる事情」によると、化学肥料に占める原材料費は63.7%を占める。主な原材料である尿素・リン安・塩化カリは2021年から2~3倍に高騰し、農業経営は深刻な状況にある。化学肥料を主体とする栽培と有機原料を主体とする栽培では、作物の生育の様子や土壌微生物など、栽培管理が大きく異なるため、農業者は、栽培方法を切り替えても以前と同等以上の品質・収穫量を担保するための技術的な課題が障害となっている。
そこで、同社は、栽培指導・栽培管理コミュニケーションツール「農の相棒Mr.カルテ」上で、有機原料を主体とする栽培計画や栽培技術を提案。技術面から、国内原料・有機原料肥料への切り替えを推進する。
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