【注意報】いねに斑点米カメムシ類 全域で多発のおそれ 山形県2025年8月8日
山形県病害虫防除所は、いねに斑点米カメムシ類(アカスジカスミカメ、アカヒゲホソミドリカスミカメ)が県下全域で多発のおそれがあるとして、8月7日に令和7年度病害虫発生予察注意報第5号を発表した。
(提供:山形県病害虫防除所)
山形県病害虫防除所によると、8月前半巡回調査(8月4~5日)で実施した水田内におけるすくい取り調査(調査地点数:41か所)の結果、斑点米カメムシ類の発生確認地点率は39%(平年:29%)でやや高く、平均すくい取り虫数は2.1頭(平年:1.3頭)でやや多い(図1、2)。特に、水田内雑草(イヌホタルイ、ノビエ)が残草している圃場で、斑点米カメムシ類の発生が多く確認されている(図3)。
向こう1か月の気温は高いと予報されており、水田内への飛来および加害活動が活発になると推測される。
同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇薬剤散布は穂揃期および穂揃期7~10日後の2回を基本とし、徹底する。
〇近年、8月後半以降の加害リスクが増加傾向にあるため、穂揃期7~10日後の薬剤散布(基本防除2回目)を実施後に水田内のすくい取り調査を行い、斑点米カメムシ類の発生が確認された場合は、基本防除2回目の防除から7~10日後に補完防除を実施する。
〇水田内にイヌホタルイ等のカヤツリグサ科雑草やノビエが多い圃場では、斑点米カメムシ類の発生が多くなるため防除を徹底する。
〇水田周辺の雑草対策は斑点米カメムシ類の水田侵入を助長するので、原則行わない。やむを得ず草刈りを実施する場合は、「山形県病害虫防除基準」を参照し、薬剤散布直前、または、対象薬剤散布後1週間以内に実施する。
〇収穫期が早まると予想されるため、薬剤の使用基準をよく確認し、収穫前使用日数を厳守する。
〇薬剤抵抗性出現を防止するため、同一系統の薬剤の連用を避ける。
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