2025人事バナー縦
JA全農人事情報
左カラム_病害虫情報2021
新聞購読申込 230901
農協研究会
左カラム_コラム_正義派の農政論_pc
左カラム_コラム_米マーケット情報_pc
左カラム_コラム_地方の眼力_pc
左カラム_コラム_食料・農業問題 本質と裏側
左カラム_コラム_昔の農村・今の世の中_pc
左カラム_コラム_花づくり_pc
左カラム_コラム_グローバルとローカル_pc
左カラム_コラム_TPPから見える風景_pc
左カラム_コラム_ムラの角から_pc
FMCベリマークSC:(SP)ヘッダー
JA全中中央①PC
FMCプレバソンSP

【注意報】水稲の斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 山口県2025年8月8日

一覧へ

山口県病害虫防除所は、水稲に斑点米カメムシ類(クモヘリカメムシ、イネカメムシ、アカスジカスミカメ等)が県内全域で多発のおそれがあるとして、8月6日に令和7年度病害虫発生予察注意報第2号を発表した。

写真1:クモヘリカメムシ成虫(体長15~17mm)、写真2:クモヘリカメムシによる被害粒(斑点米)、写真3:イネカメムシ成虫(体長16mm程度)、写真4:イネカメムシによる被害粒(斑点米)(提供:山口県病害虫防除所)(提供:山口県病害虫防除所)

山口県病害虫防除所は7月7日、水稲の斑点米カメムシ類の注意報(令和7年度農作物病害虫発生予察注意報第1号)を発令したが、引き続き発生が多い状況が続いている。

表:予察灯における斑点米カメムシ類主要5種の誘殺数(6月26日~7月25日、県内3か所合計)

県内3か所の予察灯における6月26日~7月25日の斑点米カメムシ類の誘殺数は8310頭(平年1929頭)で、過去10年間と比較して最も多かった(表、図1、2)。

図1:予察灯における斑点米カメムシ類主要5種の誘殺数推移(県内3か所合計)

図2:予察灯における斑点米カメムシ類主要5種の誘殺数の年間比較(6/26~7/25,県内3か所合計)

福岡管区気象台が7月31日に発表した1か月予報によると、向こう1か月は気温の高い状態が続き、降水量はほぼ平年並みの見込み。斑点米カメムシ類の活動に好適な条件が続く。

同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。

〇防除対策(薬剤防除)
(1)防除時期(液剤等):穂揃期と穂揃期7日後。ただし、イネカメムシの発生が認められるほ場では、出穂期と出穂期7日後
(2)粒剤で防除を行う場合は、液剤より3~4日早く散布する。
(3)防除後、ほ場での発生状況を確認し、斑点米カメムシ類の発生が認められる場合は、さらに7日後の追加防除を実施する。
(4)防除薬剤は、山口県農作物病害虫・雑草防除指導基準による。

〇防除上注意すべき事項
(1)水稲出穂期に多数のイネカメムシに吸汁されると、不稔穂が多発して大幅な減収につながる。特に、周辺のほ場より出穂期が早い、または遅いほ場では周りからイネカメムシが集まってくるため、発生に注意する。
(2)水稲出穂後の草刈りは、斑点米カメムシ類の水稲への移動を促し、加害を助長するので避ける。
(3)防除時期に畦畔に出穂したイネ科雑草がある場合は、畦畔も含めて薬剤防除を実施する。
(4)斑点米カメムシ類は広範囲に移動するので、広域で一斉防除すると効果が高い。
(5)粒剤は、クモヘリカメムシ、イネカメムシ等の大型カメムシに対しては効果が劣るため、防除後の効果をよく確認する。
(6)防除にあたっては、適正な薬剤散布作業の実施、農薬使用基準の遵守、ミツバチ被害軽減対策など安全で効果的な防除に努める。

重要な記事

250801_フセキワイドフロアブル_SP

最新の記事

250728_協同組合講座_sp

みどり戦略

Z-GIS 右正方形2 SP 230630

注目のテーマ

注目のテーマ

JA共済連:SP

JA人事

JAバンク:SP

注目のタグ

topへ戻る