【注意報】ネギ、ブロッコリー、ダイズにシロイチモジヨトウ 県内全域で多発のおそれ 埼玉県2025年8月26日
埼玉県病害虫防除所は、ネギ、ブロッコリー、ダイズにシロイチモジヨトウが県内全域で多発のおそれがあるとして、8月22日に令和7年度病害虫発生予察注意報第5号を発表した。
(提供:埼玉県病害虫防除所)
(提供:埼玉県病害虫防除所)
(提供:埼玉県病害虫防除所)
埼玉県病害虫防除所によると、病害虫防除所が設置したシロイチモジヨトウのフェロモントラップへの雄成虫誘殺数が、4地点で多い。平年及び準平年との比較が可能な2地点では平年を大きく上回って推移し、注意報を出した昨年を上回る増加傾向が認められる(図)。
気象庁が8月21日に発表した季節予報によると、関東甲信地方の向こう1か月の気温は高い予想。今後、同虫の活動がさらに活発になると予想される。また、ネギおよびダイズほ場において、幼虫による著しい食害を確認。今後、定植期となるブロッコリー等の他作物でも被害拡大が懸念される。
同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
(1)早期発見に努め、卵塊や孵化直後の1齢幼虫や若齢幼虫の集団を見つけたら速やかに取り除き、ほ場外で適切に処分する。
(2)幼虫が作物内に食入すると薬剤の効果が低下するため、被害を確認したら直ちに防除を実施する。
(3)老齢幼虫に対しては薬剤の効果が低下するため、薬剤散布は若齢幼虫のうちに実施する。また、抵抗性害虫の発生を避けるため、作用機構が同じ薬剤の連用を避ける(表1~3)。



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