「自公政権に注意と警戒」 農民連が第20回定期大会2013年1月25日
農民運動全国連合会(農民連)は1月21?23日の3日間、東京都内で第20回定期大会を開き、「TPPの参加阻止」、「原発ゼロ、再稼働を許さない」などの大会決議を採択した。
農民連の定期大会は2年に1回の開催。この2年間の活動報告として、TPP参加阻止運動の継続や東日本大震災からの救援・復興運動、原発ゼロ・再稼働反対と全面的な損害賠償請求、組織拡大等の取り組みが報告された。
原発事故による損害賠償請求については、14府県・日販連で1500人以上の会員が総計31億3000万円を請求し、27億円以上の賠償を勝ち取ったこと、また、この2年間で41都道府県連1483人(977世帯)の会員を増やし、10年ぶりに前大会を上回る会員数となった。
大会では「持続可能な社会へ、農業の復権と農村の再生を担える農民連の建設を!」とする大会決議を採択した。
決議では、民主党農政を「公約違反の農政」として批判した上で、自公政権の農政についても「今でさえ不十分な戸別所得補償制度を改悪や廃止する可能性がある」として、「注意と警戒を払い、農民の要求を対置したたたかいが求められる」とする情勢の中、▽TPP、FTAの阻止▽食料自給率の向上と農業を再生する3つの柱を基本にした農政▽米を守る運動と再生産できる価格政策を要求▽農家の選別をやめさせて多様な担い手を確保する▽原発ゼロと再生可能エネルギーと全面的な賠償を要求、など、全15項目からなる運動方針を決めた。
また、今大会で役員の改選が行われたが、白石淳一会長、真嶋良孝氏、根本敬氏、堂前貢氏の3副会長、笹渡義夫事務局長ら全員再任となった。
(関連記事)
・アジア諸国の6農業団体を支援 「アジアとの共生募金」 (2012.07.06)
・牛も怒っている! 東電に速やかな賠償と謝罪を要求 農民連・食健連が要請活動 (2011.08.04)
・【提言】変わろうニッポン 新しい時代の始まりへ 農民作家・山下惣一氏 (2011.07.27)
・東電、農業・水産損害請求に5億円を仮払い―5月31日 (2011.06.02)
重要な記事
最新の記事
-
【欧米の農政転換と農民運動】環境重視と自由化の矛盾 イギリス農民の怒りの正体と運動の行方(2)駒澤大学名誉教授 溝手芳計氏2024年4月26日
-
【注意報】麦類に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 佐賀県2024年4月26日
-
【注意報】麦類に赤かび病 県内で多発のおそれ 熊本県2024年4月26日
-
【注意報】核果類にナシヒメシンクイ 県内全域で多発のおそれ 埼玉県2024年4月26日
-
【注意報】ムギ類に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 愛知県2024年4月26日
-
「沖縄県産パインアップルフェア」銀座の直営飲食店舗で開催 JA全農2024年4月26日
-
「みのりカフェ博多店」24日から「開業3周年記念フェア」開催 JA全農2024年4月26日
-
「菊池水田ごぼう」が収穫最盛期を迎える JA菊池2024年4月26日
-
「JAタウンのうた」MV公開 公式応援大使・根本凪が歌とダンスで産地を応援2024年4月26日
-
中堅職員が新事業を提案 全中教育部「ミライ共創プロジェクト」成果発表2024年4月26日
-
子実用トウモロコシ 生産引き上げ困難 坂本農相2024年4月26日
-
(381)20代6割、30代5割、40/50代4割【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年4月26日
-
【JA人事】JA北つくば(茨城県)新組合長に川津修氏(4月20日)2024年4月26日
-
野菜ソムリエが選んだ最高金賞「焼き芋」使用 イタリアンジェラートを期間限定で販売2024年4月26日
-
DJI新型農業用ドローンとアップグレード版「SmartFarmアプリ」世界で発売2024年4月26日
-
「もしもFES名古屋2024」名古屋・栄で開催 こくみん共済coop2024年4月26日
-
農水省『全国版畜産クラウド』とデータ連携 ファームノート2024年4月26日
-
土日が多い曜日まわり、歓送迎会需要増で売上堅調 外食産業市場動向調査3月度2024年4月26日
-
鳥インフル 英国からの生きた家きん、家きん肉等 一時輸入停止措置を解除 農水省2024年4月26日
-
淡路島産新たまねぎ使用「たまねぎバーガー」関西・四国で限定販売 モスバーガー2024年4月26日