人事2024 左バナー 
左カラム_シリーズ_防除学習帖
左カラム_病害虫情報2021
新聞購読申込 230901
左カラム_コラム_正義派の農政論_pc
左カラム_コラム_米マーケット情報_pc
左カラム_コラム_地方の眼力_pc
左カラム_コラム_食料・農業問題 本質と裏側
左カラム_コラム_昔の農村・今の世の中_pc
左カラム_コラム_花づくり_pc
左カラム_コラム_グローバルとローカル_pc
左カラム_コラム_TPPから見える風景_pc
左カラム_コラム_ムラの角から_pc
左カラム:JCA160_86
240401・ニッソーグリーン マスタピース水和剤SP
JA全中中央①PC
JA全中中央SP

「豚コレラ」ワクチン接種へ防疫指針を改定へ-農水省2019年9月20日

一覧へ

 農林水産省は関東地方にまで拡大した豚コレラに対して、現在は実施しないと規定している防疫指針を改定し、予防的ワクチンを接種できるよう検討を進める方針を決めた。自民党は20日に農林・食料戦略調査会と農林部会の合同会議を開き、「豚コレラ対策の充実に関する決議」を採択し、ワクチン接種に向けた準備を進めるよう政府に求めた。

9月20日の自民党の会合

9月20日の自民党の会合 

 現在の豚コレラに関する防疫指針では、予防的ワクチンの接種については、感染事例と区別がつかないことで非清浄国とされることなどから接種は行わず、防疫措置は早期発見と患畜の迅速な殺処分を原則としている。農場は感染を防ぐよう飼養衛生管理を徹底させてきた。

 しかし、17日には埼玉県で2例目が発生し関東地方まで広がり、自民党の会合で野村哲郎農林部会長は「新たなステージを迎えたという認識が必要だ」と話した。
 農水省は防疫指針で認められているまん延防止のための緊急ワクチンの接種を検討してきたが、農水省の新井ゆたか消費・安全局長は、野生イノシシに豚コレラ感染が広がり「その議論をしている時期ではない」と話し、飼養衛生管理の徹底に加えて、予防的ワクチンも検討していく段階に入っているとの認識を示した。

 改定に向けては、農水省の審議会(食農審家畜衛生部会)に農相が意見を聞いて改定する。その後、改定された防疫指針に基づいて都道府県知事が必要な地域でワクチン接種するよう命令を出す。ワクチン接種にあたる家畜防疫員の任命も知事が行うという。

 ただ、予防ワクチンの接種には検討課題も多い。対象地域の選定や必要なワクチン量の確保、豚肉の流通などが課題になる。
 自民党は決議で農家が安心して養豚経営ができるよう防疫指針を改定することや、同時に風評被害が生じないよう事業者、消費者への情報周知に万全を期すこと、農場防護柵の整備を強力に推進すること、経口ワクチンベルトの構築による野生イノシシ対策の強化などを求めた。


(関連記事)
豚コレラ 封じ込めへ国と県連携を-大野埼玉県知事(19.09.18)
アフリカ豚コレラ 韓国で発生(19.09.17)
埼玉県で2例目を確認-豚コレラ国内43例に(19.09.17)
イノシシからの感染 8割以上-豚コレラ(19.08.09)
早期出荷を促進-豚コレラ対策(19.08.01)
豚コレラ ネズミやハエが媒介の可能性-農水省検討会(19.05.22)

重要な記事

ナガセサンバイオ右上長方形SP 20230619

最新の記事

DiSC:SP

みどり戦略

Z-GIS 右正方形2 SP 230630

注目のテーマ

注目のテーマ

JA共済連:SP

JA人事

JAバンク:SP

注目のタグ

topへ戻る