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世界のGM作物栽培面積1億7500万haに2014年2月20日

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 国際アグリバイオ事業団(ISAAA)は、年次報告である「2013年世界の遺伝子組換え作物の商業栽培に関する最新状況」をまとめるとともに、2月18日にこれにもとづくセミナーを開催した。

◆54%が発展途上国

 これによると、2013年の世界のGM作物栽培面積は、27カ国、1億7500万haとなり、前年よりも500万ha増加した。この27カ国のうち先進工業国は8カ国で残りの19カ国が南米やアジアなどの発展途上国となっているが、栽培面積に占める割合は発展途上国が9100万haと全体の54%を占めている。なかでもブラジルは前年対比で370万ha増加し、米国の7000万haに次いで4000万ha超となった(表参照)。
 また、GM作物を栽培した農業生産者は、前年より70万人増加して1800万人に達したという。これらの農業生産者の90%以上にあたる1650万人は発展途上国の小規模な生産者だという。

GM作物栽培面積5万ha以上の国

 

◆世界初、GMサトウキビを認可

 セミナーで講演したクライブ・ジェームズISAAA名誉会長は2013年のトッピクスとして次の点をあげた。
 一つ目は2つの新製品が栽培開始されたことで、具体的には、初の「乾燥耐性トウモロコシ」が米国で栽培開始(2000人の農業生産者が5万haで栽培)され、17年にはアフリカで栽培が開始される見込みにあること。そして、初の「スタック・ダイズ(除草剤耐性・害虫抵抗性)」がブラジルで220万ha栽培されたこと。
 二つ目は、今後の新製品として、より効果的で持続性の高い病害虫・雑草管理を可能にする二重作用製品である「乾燥耐性サトウキビ」がインドネシアで食用として13年に承認され、今年から商業栽培が始まる見込みであり、さらに飼料用としても承認を待っていること(GMサトウキビの認可は世界初)。また、ウイルス抵抗性マメ(ブラジル、15年)やゴールデンライス(フィリピン、16年)が見込まれていることをあげた。
 三つ目として、インドネシアにおけるGMサトウキビだけではなく、バングラデシュでGMナス(Btブリンジャル)が13年10月に商業栽培が承認されたことをあげ「他の小さく貧しい国々に模範例を示すことになった」と指摘した。そして、パナマでもGMトウモロコシの栽培が承認されたと報告した。

 クライブ・ジェームズ氏は講演の最後に、ノーベル平和賞を受賞し「緑の革命」を推進したボーローグ氏の「私たちに必要なことは、未だに古くて効果の薄い方法に頼らざるを得ない多くの農業生産者がいる国々のリーダーに勇気を持ってもらうことです。緑の革命そして今や植物バイオテクノロジーは、将来の世代に健やかな環境を残しながら、ますます高まる食料生産の増大要求に応えるうえで、役に立っているのです」という言葉を引用し締めくくった。
 セミナーでは、ランディ・A・ジェームズ博士(ISAAA東南アジアセンター理事長)が「フィリピンにおける遺伝子組換えトウモロコシのインパクト」と題して、フィリピンにおけるGMトウモロコシ商業栽培の経済的効果について講演。富田房男日本バイオテクノロジー代表が「遺伝子組換え作物の日本における現状」について講演した。

 

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