【花ちゃん・消費者の目】分かり易い画像の検査2019年2月13日
昨年の夏ごろから左右の指先に痺れを感じたので病院に行ったところ、頸椎に異常がある可能性が高いと診断され、MRI検査を受けることになりました。MRIというのは,磁気共鳴画像(Magnetic Resonance Imaging)の略で、強い磁石と電磁波を使って体の断面図を映し出す検査です。私の場合は頭から胸ぐらいまでを縦横にスライスした画像を撮りました。筒状の検査機器の中に寝せられて30分ほどで検査は終わりました。
◇ ◇
X線を使うレントゲンやCTでは骨は白く映るだけですが、MRIは骨の中までどうなっているか見ることができます。生まれて初めて頭の中や首の骨の中を目にしましたが、上から数えて5番目と6番目の首の骨の間の椎間板の一部が飛び出して、首の骨の中を通っている神経が押されてくびれたようになっていました。自分の首の骨の中を画像で見ることができるとは想像もしていませんでしたし、その画像が非常に鮮明なのにも驚きました。
◇ ◇
検査方法の進歩によって診断の精度が上がり、医師と患者が病気やけがの状態を共有できるのは大変すばらしいことです。病気の状態、治療法や手術などについて、医師より詳しい説明を受け、患者がその内容を十分に理解した上で、治療法や手術についての承諾を行なうことをインフォームドコンセントと言いますが、画像による説明は理解しやすく説得力があります。
◇ ◇
農業においても検査方法の進歩が期待されます。例えば、どんな病気が畑や水田のどれくらいの範囲に広がっているのか、収穫量や収穫物の品質にどう影響するのかなど、タイムリーに視覚的に確認出来たら、防除の必要があるのかないのか、防除の必要があるとしたら、どの農薬をどの範囲に散布すればいいのか判断しやすくなると思います。
本コラムの記事一覧は下記リンクよりご覧下さい。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(149)-改正食料・農業・農村基本法(35)-2025年7月5日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(66)【防除学習帖】第305回2025年7月5日
-
農薬の正しい使い方(39)【今さら聞けない営農情報】第305回2025年7月5日
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 石川県2025年7月4日
-
(442)エーカレッジ(作付面積)から見る変化【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年7月4日
-
【JA人事】JAながさき県央(長崎県)里山耕治組合長を再任(6月27日)2025年7月4日
-
人的資本を人事制度で具体化する 「令和7年度 人事制度改善セミナー」開催 JA全中2025年7月4日
-
「有機薄膜太陽電池」で発電した電力 ブドウの着色に活用 実証実験開始 山梨県2025年7月4日
-
株主優待制度を新設 農業総研2025年7月4日
-
夏の訪れ告げる初競りの早生桃 福島県産「はつひめ」販売 青木フルーツ2025年7月4日
-
ニッテン「スズラン印」ロゴマークをリニューアル 日本甜菜製糖2025年7月4日
-
「国際協同組合年」認知度調査「生協に参加したい」が7割 パルシステム2025年7月4日
-
洋菓子のコロンバン主催「全国いちご選手権」あまりんが4連覇達成2025年7月4日
-
野菜わなげや野菜つり 遊んで学ぶ「おいしいこども縁日」道の駅とよはしで開催2025年7月4日
-
北海道初進出「北海道伊達生産センター」完成 村上農園2025年7月4日
-
震災乗り越え健康な親鶏を飼育 宮城のたまご生産を利用者が監査 パルシステム東京2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「農政技術(森林)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「獣医師(家畜保健衛生分野)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
信州の味が集結 JA全農長野×ファミマ共同開発商品 長野県知事に紹介2025年7月4日
-
障害者のやりがい・働きがい・生きがい「ガチャタマ」で応援 パルシステム埼玉2025年7月4日