輸出力強化に向けWGが初会合2016年2月4日
政府の「農林水産業・地域の活力創造本部」のもとに設置された「農林水産業の輸出力強化ワーキンググループ」の初会合が2月2日に開かれ検討課題を整理した。
このWGは1月22日に開かれた農林水産業・地域の活力創造本部会合でTPP関連対策の検討事項のうち、輸出力強化の方策を議論するために設置が決まったもの。
座長は辞任した甘利前大臣に代わり石原伸晃経済再生担当大臣が務める。副座長は官房長官、農林水産大臣、経済産業大臣。 有識者として茂木友三郎キッコーマン名誉会長、小島順彦三菱商事会長ほか、JA全農ミートフーズの木村敏社長、西英司北海道漁連副会長らが構成員になっている。
初会合では検討課題として▽ニーズ・需要面・販路開拓=TPP参加国等の具体的なニーズの把握、伸びそうな品目の分析、▽供給サイド=ニーズの応える国内生産のあり方、生産サイドへのアドバイス体制、▽流通・貿易=流通・貿易会社と生産サイドの連携、▽物流=国内での輸出拠点構想、▽輸出環境整備=検疫措置・放射性物質規制への対応強化を提示した。 また、WGでの議論をふまえ関係省庁が連携して国別・地域別の輸出促進戦略案を策定する農林水産業の輸出力強化タスクフォースも開催することを決めた。
WGは2月から3月にかけて農林水産や食品・流通関係者からヒアリングを行い、その後、6月の輸出力強化のための方策についても中間とりまとめに向けて議論する。
(関連記事)
・規制改革会議が生産資材価格形成を議論-TPP関連対策 (16.01.25)
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