次世代フィターゼ「ナツフォスE」を販売開始 BASF2020年8月7日
BASFは、国内飼料業界向けに必須栄養素の有効利用を可能にする新しいフィターゼ「ナツフォスE」の販売を開始したと発表した。
家畜の効率的な成長に寄与・優れた安定性のフィターゼ製品
「ナツフォスE」は、プレミックス(家畜の成育に必要となるビタミン・ミネラルなどの微量成分をあらかじめ混合した飼料添加物)の安定性に優れており、最高温度95度でペレット加工される飼料への利用が可能で、18か月間の長期保存でも変質しない安定性を有しているのが特長。
日本国内において食肉消費量の拡大により10年間で畜産農家1戸あたりのブロイラーと豚の飼養頭数はそれぞれ約40%と60%増加している。そのため飼料効率と環境への影響を考慮した畜産経営は多くの農家にとって重要な課題となっている。
また、「ナツフォスE」は家畜の消化プロセスにおいて、ミネラル、微量元素、アミノ酸などのフィチン酸に結合した他の必須栄養素も放出し、リン酸塩と窒素の排泄量が減少して水や土地の汚染低減にも役立つという。
BASFアジア地域統括本部アニマルニュートリション営業部の責任者ダニエル・ヴッソーは「BASFは、飼料業界が直面している課題に対処するために、高品質の製品と効率的なソリューションを提供することに尽力しています。革新的な『ナツフォスE』を使用することで、飼料メーカーや畜産農家は、バランスの取れた栄養の確保を通じてコスト効率の恩恵を受けるだけでなく、環境保全にも貢献できます」と述べている。
日本国内では、「ナツフォスE」製剤のほか、倍散品である「ナツフォスE2500ブレンド」も販売する。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(159)-食料・農業・農村基本計画(1)-2025年9月13日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(76)【防除学習帖】第315回2025年9月13日
-
農薬の正しい使い方(49)【今さら聞けない営農情報】第315回2025年9月13日
-
【人事異動】JA全中(10月1日付)2025年9月12日
-
【注意報】野菜類、花き類、豆類にハスモンヨトウ 県内全域で多発のおそれ 兵庫県2025年9月12日
-
【注意報】果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 佐賀県2025年9月12日
-
【石破退陣に思う】農政も思い切りやってほしかった 立憲民主党農林漁業再生本部顧問・篠原孝衆議院議員2025年9月12日
-
【石破首相退陣に思う】破られた新しい政治への期待 国民民主党 舟山康江参議院議員2025年9月12日
-
【石破退陣に思う】農政でも「らしさ」出しきれず 衆議院農水委員会委員・やはた愛衆議院議員(れいわ新選組)2025年9月12日
-
ドローン映像解析とロボットトラクタで実証実験 労働時間削減と効率化を確認 JA帯広かわにし2025年9月12日
-
スマート農業の実践と課題を共有 音更町で研修会に150名参加2025年9月12日
-
【地域を診る】個性を生かした地域づくり 長野県栄村・高橋彦芳元村長の実践から学ぶ 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年9月12日
-
(452)「決定疲れ」の中での選択【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年9月12日
-
秋の味覚「やまが和栗」出荷開始 JA鹿本2025年9月12日
-
「令和7年台風第15号」農業経営収入保険の支払い期限を延長 NOSAI全国連2025年9月12日
-
成長軌道の豆乳市場「豆乳の日」前に説明会を実施 日本豆乳協会2025年9月12日
-
スマート農園を社会実装「品川ソーシャルイノベーションアクセラレーター」に採択 OYASAI2025年9月12日
-
ご当地チューハイ「寶CRAFT」<大阪泉北レモン>新発売 宝酒造2025年9月12日
-
「卵フェスin池袋2025」食べ放題チケット最終販売開始 日本たまごかけごはん研究所2025年9月12日
-
「日本酒イベントカレンダー 2025年9月版」発表 日本酒造組合中央会2025年9月12日