五島列島の椿から植物由来乳酸菌「椿花乳酸菌GCL-1、GCL-2」発見2021年2月9日
五島の椿プロジェクト認定パートナーの五島の椿(株)は”つばきの日”にあたる2月8日、日本一椿が自生する長崎県五島列島の貴重な地域資源であるヤブツバキの花から、免疫力を向上させる植物由来乳酸菌「椿花乳酸菌」を発見、分離に成功したことを発表した。
雪が降る厳しい冬にも花を咲かせる五島の椿
「五島の椿プロジェクト」は長崎県を中心とする産学官民の力で、五島列島に自生する椿を核に、商品開発から消費までを循環させることで、持続可能な産業と雇用を創り出し、新たな地域活性のモデルケースをめざすプロジェクト。長崎大学などの研究により成分の優位性が証明された五島列島産の椿を原料に、様々な新商品の開発が行われている。
同プロジェクトでは、冬に花を咲かせる椿からすでに発見し、商品化している椿酵母のさらなるチカラを探究するため、微生物研究で老舗バイオ企業の(株)秋田今野商店の協力を得て、椿酵母の研究を進めてきた。厳しい寒さの中でも、外気温より5度高い熱を帯びている椿。酵母だけでなく、その他の菌類の力も作用しているのではないかという結論に至り、乳酸菌調査のプロジェクトチームを同社秋田今野商店と立ち上げ、五島の椿の花弁の細部まで調査した結果、椿花乳酸菌GCL-1、GCL-2を発見した。
乳酸菌といえば整腸作用を連想するが、その他にも免疫賦活活性作用や、抗菌作用など様々な機能が期待できると言われる。植物由来乳酸菌が生育する食物は、漬物や味噌など、動物由来乳酸菌が生育する乳に比べて栄養が豊富ではなく、逆に塩分やタンニン系化合物など、成長を妨げる成分が多く含まれているが、植物由来乳酸菌は、厳しい環境下でも生育。胃酸や胆汁などの消化液の弊害があっても生き抜き、腸まで届く可能性が高いと考えられている。
五島列島に、1000万本以上自生するヤブツバキは、島内のあらゆる所で生息しており、特に海からの潮風の吹き付ける海岸沿いや、日のあたりにくい山間部などに群生している。五島列島は、暖かい南国のイメージがあるが、冬には氷点下になることもあり、雪が降って積雪することもある。
同社は、今後も椿の生命力の研究を継続し、五島列島の名産物を椿花乳酸菌で発酵させた食品や、サプリメントとして経口摂取することで、免疫力が高い体をつくる可能性を探究。五島列島の地域資源である"椿"の価値を最大限活かし、椿の産業化に取り組む。
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