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JAの活動:第46回農協人文化賞

【第46回農協人文化賞】全ては組合員のため 経済事業部門・宮崎県農協副組合長 平島善範氏2025年7月10日

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多年にわたり農協運動の発展などに寄与した功績者を表彰する第46回農協人文化賞の表彰式が7月4日に開かれた。
各受賞者の体験やこれまでの活動への思い、そして今後の抱負について、推薦者の言葉とともに順次、掲載する。

【第46回農協人文化賞】全ては組合員のため 経済事業部門・宮崎県農協副組合長 平島善範氏

私の農協人生のスタートは、1979年4月にJAみやざき西都地区本部(旧JA西都=西都農業協同組合)への入組です。JAみやざき西都地区本部は、宮崎県の中央に位置し、西都市と西米良村を管轄しています。豊かな水と土、温暖な気候に恵まれた西都市は、特にピーマン、キュウリ、ニラ、完熟マンゴー等の施設園芸が盛んな地域であり、また中山間地域の西米良村は、寒暖差を利用し、ユズやホオズキ等の栽培を中心に営農活動を行っています。近年では、団地化したハウスによる中型カラーピーマンを栽培し、西都市地域との周年出荷にも取り組んでいます。

入組以来、「すべては組合員のため、農協運営において大切なことは、集落を維持していくこと」が、JA事業の発展に大きく貢献するものと考え、常勤役員就任後も営農振興はもとより、JAの信頼性向上と経営基盤の確立に取り組んできました。

「虹のかけはし号」交通安全祈願「虹のかけはし号」交通安全祈願

特に2004年に8カ所の出張所統廃合を行い、その代替として当時としては先進的な移動金融店舗を導入しました。地域住民とJAを結ぶかけはしとなるように名付けた「虹の架けはし号」は、JAみやざき西都地区本部管内20カ所の拠点と4支店を巡回し、貯金の入出金などの金融業務や食料品販売なども行っています。更にJAの貯金窓口再編に伴い、現在では、「虹の架けはし号」を2台導入し、金融業務の営業巡回を行い、更なる利便性の向上を図りました。この「虹の架けはし号」は、災害発生時には臨時店舗としても運行することで、今では組合員・地域住民のよりどころとなっています。

また、2006年にはJAの組合員とその家族だけでなく地域住民にも提供される葬祭事業の一環として「㈱プリエール西都 秋桜」を開設し、同年に園芸事業においては、JA出資型生産法人である水稲の育苗や野菜の生産を行う「㈱アグリさいと」を設立しました。その後、畜産事業においても09年に肉用牛生産者の規模拡大や肉用牛生産に係る作業の分業化・省力化を進めるため、拠点となる「JA西都キャトルセンター」を開設しました。

更には、西都市・西米良村の季節の特産品や食材を使用した新鮮で安心・安全な農産物や農産加工品を生産者から消費者へつなぐかけはしとして直売所・ファーマーズマーケット「いっちゃが広場」をオープンしました。これらの取り組みは、「すべては地域、組合員のために」を信条に、ひたむきに取り組んだ結果であり、地域社会の発展や組合員の生活を豊かにする農協人としての役割を果たすことが出来たと思っております。

2020年に、旧JA宮崎経済連役員に就任し、役職員と一体となり組合員活動に邁進し、前例に捉われることなく常に「現場目線」で事業に取り組むとともに、人づくりにおいては「職員との対話とつながり」を大切に役職員とのかけはしとしての役割を果たしてきました。

2024年4月1日、農業所得の増大や豊かな地域づくり、環境変化への対応、組織や事業経営の革新など、合併によるメリットを生かし、地域に寄り添う組織となることを目指し、宮崎県内の13の農業協同組合(JA)が合併し「JAみやざき(宮崎県農業協同組合)」が発足しました。

翌年の3月1日には13のJAの他に、JA宮崎中央会、JA宮崎経済連、JA宮崎信連に3畜連も統合し全国初となる3連合会統合の1県1JAとなり、単独JAとしては全国最大規模となる組織の誕生となりました。

これからも、農協人として常に原点に立ち返り、JAみやざき役職員一同気持ちをひとつに事業に取り組み、地域社会の発展、組合員の農業所得向上のために全力を尽くしてまいります。

【略歴】
ひらしま・よしのり
1979年3月西南学院大学卒業、同年4月西都農業協同組合入組、2003年4月西都農業協同組合常務理事(3期)、2014年7月同代表理事組合長、2020年7月宮崎県経済農業協同組合連合会代表理事副会長、2024年4月宮崎県農業協同組合代表理事副組合長、現在に至る。

【推薦の言葉】
現場目線と対話

平島氏は常に組織の中核を担い、地域農業の発展に大きく貢献してきた。現場感覚に優れ、出張所統廃合を断行するとともに、移動金融店舗「虹の架けはし号」を導入し、先進的かつ柔軟な施策で地域との信頼を築いた。

また、直売所や葬祭施設、畜産施設の開設、新規就農者向け「トレーニングハウス」の整備など、多岐にわたる事業を推進し、若手農業者の育成と地域の活性化を図ってきた。有機茶の振興やブランド価値向上にも取り組み、生産者所得の向上にも尽力。その功績により、緑綬・紅綬の農業協同組合功労表彰を受賞した。

現在は宮崎県農業協同組合代表理事副組合長として、JA再編や資材高騰への対応、行政連携の強化を進め、農業経営を取り巻く環境変化に即応している。常に現場目線と職員との対話を重視し、農業と地域の未来を見据えたリーダーシップを発揮している。

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