日本の農業技術をインドへ エムスクエア・ラボと共同事業開発契約を締結 誠和2025年8月25日
農業資材メーカーの誠和(栃木県下野市)と、農業シンクタンク事業を手がけるエムスクエア・ラボ(静岡県牧之原市)は、インドにおける農業資材の事業化と技術検証を共同で行う「共同事業開発契約」を3月に締結。8月12日付でJICA事業に採択され、本格的に日本の農業技術をインドへ輸出する。
パイプハウス用の内張りカーテン「SHハンディ」
同事業においては、7月に第1便として農業資材としてカーテン装置、換気装置、栽培システム等の輸出を開始した。8月には、JICAの「Consultant Services On Data Collection Survey for Himachal Pradesh Smart Agriculture」事業に採択され、本格的な輸出を始める。
インド現地での検証とフィードバックを通じ、より適した形での商品改良や提案活動を進める両社は今後、日本の優れた農業技術をインドへ展開することで、農業の生産性向上や持続可能な栽培技術の普及を目指し、世界の食料問題解決に向けて活動する。
多目的な巻取り作業ができる「くるファミ・くるっ子シリーズ」(左)と特殊発泡スチロールの樽に樽培地を入れたシンプルな栽培方法の樽栽培システムようなやさしい散水
◎共同事業の主な内容
・インドの実証圃場(試験農場)における導入・検証(生産量・品質の確認)
・現地ニーズの調査とマーケット分析
・販売・事業展開の可能性の検討
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