政府備蓄米 在庫水準29.5万tに 農水省2025年8月21日
随意契約による政府備蓄米の最終的な契約数量が28万tだったことをふまえて農水省は政府備蓄米の現時点での在庫見込みを明らかにした。
政府備蓄米の在庫見込みを農水省の説明をもとに作成した(グラフ)。
随意契約による政府備蓄米の最終的な契約数量の28万tの内訳は、在庫見込み量から2022(令和4)年産米が19万t(放出予定20万t-在庫量1万t)、21年(令和3)年産米が9万t(3月在庫量21万t-在庫量12万t)となったと見られる。
当初は20(令和2)年産米も20万tの在庫のうち、契約状況によっては10万tを放出する方針だったが、契約数量が28万tにとどまったため放出されないことになった。
一方、米加工業界からの強い要請もあって20(令和2)年産米は加工原材料向けに7.5万tを販売することにしており、それを売渡すと20(令和2)年産米の在庫量は12万5000tとなる見込みだ。
ただし、随意契約による政府備蓄米の契約数量28万tのうち、8月20日の引渡し期限までに引き渡されたのは18万tで10万tは未引渡しとなっている。
農水省はこの10万tについて買受け契約者に対して、引渡しを希望するか、キャンセルするかの意向を確認していく。キャンセルが増えれば在庫量(令和4年産、3年産)が増えることになる。
農水省は数年かけて100万t程度の在庫水準に戻す方針だが、どう備蓄を積み増すかは明らかではない。一方で小泉進次郎農相は米価の動向によっては備蓄米の再放出も視野に入れていると見られる。随意契約による政府備蓄米の販売は9月以降の販売も可能となり、新米価格への影響がどう出るのかも注視される。
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