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ジャガイモシストセンチュウ類 新たな土壌検査法を開発・検査サービス開始 農研機構2025年8月25日

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農研機構は、バレイショの減収被害を引き起こす重要害虫であるジャガイモシストセンチュウ類の新たな土壌検査法を開発し、同検査法の手順書を公開した。

図1:ジャガイモシストセンチュウ類のシスト(左)、シストを壊して内部の卵を露出させた様子(右)

ジャガイモシストセンチュウ(Gr)とジャガイモシロシストセンチュウ(Gp)は、バレイショの減収被害を引き起こす重要害虫。両種とも海外からの侵入害虫で、Grは1972年の初確認以来、発生地が拡大し続けており、特に北海道での被害が深刻となっている。Gpは、2015年に北海道の一部の地域で初確認され、まん延を防ぐために植物防疫法に基づいて緊急防除が行われている。

ジャガイモシストセンチュウ類を的確に防除するには、土壌検査を実施し、「本センチュウ類が発生しているか(発生の有無)」、「発生している種類は何か(発生種)」、「発生量はどのくらいか(発生密度)」を早期・的確に把握することが重要。しかし、従来の検査法は、顕微鏡作業を主体としているため、センチュウの形態に関する専門知識や熟練が不可欠で、労力がかかることが大きな問題となっている。

図2:従来の検査法と本検査法の手順の概要

そこで農研機構は、顕微鏡作業とセンチュウに関する専門知識を要さずに、手順書に従って分子生物学の実験操作するだけで、同センチュウ類の「発生の有無」、「発生種」、「発生密度」など土壌検査の要求項目をすべて同時に調査できる土壌検査法を開発した。リアルタイムPCRを用いることで、このセンチュウ類のDNAを種ごとに高感度に検出・定量し、従来の検査法では不可能だった種ごとの密度調査が可能となる。

同検査法の手順書「リアルタイムPCRによるジャガイモシストセンチュウ類の土壌検診法標準作業手順書」は、農研機構のホームページからダウンロードでき、公的機関や民間の検査機関等で活用できる。

また、(株)農研植物病院において、土壌中から分離されたシストまたはその類似物について本検査法による検査を行い、本センチュウ類の「発生の有無」、「発生種」を検査するサービスを8月から開始。自ら検査できない場合等に利用できる。具体的な利用方法は、「標準作業手順書・検査サービスの利用方法」から。検査が広く普及することによって、発生種や発生密度に応じた迅速かつ的確な防除対策が可能になり、効率的な被害回避や封じ込めに繋がることが期待される。

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