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【特殊報】スイカ退緑えそ病 県内で初めて確認 和歌山県2025年10月10日

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和歌山県農作物病害虫防除所は、スイカ退緑えそ病の発生を県内で初めて確認。これを受けて、10月10日に令和7年度病害虫発生予察特殊報第3号を発表した。

左から、図1:葉脈間の黄化とえそ症状、図2:激しい黄化症状(提供:和歌山県農作物病害虫防除所)左から、図1:葉脈間の黄化とえそ症状、図2:激しい黄化症状(提供:和歌山県農作物病害虫防除所)

和歌山県農作物病害虫防除所によると、7月に御坊市および日高郡印南町の施設および露地栽培スイカに、葉脈間や葉縁部に黄化症状やえそ症状を呈する株が発生した(図1および2)。同所におけるRT-PCR法による遺伝子診断の結果、和歌山県では未発生のCCYVによるスイカ退緑えそ病であることが確認された。

同病は、2009年に熊本県および高知県、2024年に千葉県において発生が確認されている。また、和歌山県では、同ウイルスによる病害として、2014年にキュウリ退緑黄化病、2018年にメロン退緑黄化病の発生が確認されている。

病徴としては、はじめ葉に不明瞭な退緑斑紋を生じる。斑紋は拡大しながら黄化し、症状が進展すると葉脈部分を残して葉の全面が黄化。黄化葉の周縁部や葉脈間にえそ症状を生じ、葉が枯死することもある。

同ウイルスはクリニウイルス属に属し、タバココナジラミ(バイオタイプQおよびB)により半永続伝搬(ウイルス媒介能力は数時間から数日間持続)される。経卵伝染、汁液伝染、種子伝染および土壌伝染はしないと報告されている。

接木で伝染するため台木の感染に注意が必要で、自然感染が確認されている作物はメロン、キュウリおよびスイカ。なお、接種試験では、ウリ科、ナス科、ヒユ科など広範な植物に感染することが確認されている。

同所では次のとおり防除対策を呼びかけている。

媒介虫であるタバココナジラミの防除対策を徹底するとともに伝染源の除去に努める。
<露地栽培・施設栽培共通>
(1)育苗期の薬剤防除および定植前の灌注剤処理や定植時の粒剤処理により、タバココナジラミを防除し、生育初期の感染防止に努める。
(2)発病株は伝染源となるため、見つけ次第直ちに抜き取り、ビニル袋などに入れて完全に枯死させてから処分する。
(3)タバココナジラミは寄主範囲が極めて広く、雑草にも生息するため、ほ場内および周辺の除草を徹底する。

<施設栽培>
(1)施設開口部への防虫ネット(目合い0.4mm以下)の展張、近紫外線除去フィルムの利用などにより成虫の侵入防止に努める。
(2)栽培終了後にすべての株を抜根した上で、7~10日間以上施設を密閉してタバココナジラミを死滅させ、施設外へのタバココナジラミの分散を防止する。

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