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水稲用一発処理除草剤「サキガケ楽粒(らくりゅう)」の決め手は? 購入した生産者に聞く2025年9月29日

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北興化学工業株式会社が開発した水稲用一発処理除草剤「サキガケ楽粒(らくりゅう)」は、新規拡散型製剤で1haほ場でも水田の中に入らずに散布ができ、ノビエなど難防除雑草にも安定した効果を発揮する。実際に購入し、ドローンで今年からサキガケ楽粒を散布した高知県四万十町の「農事組合法人 藤ノ川ファーマーズ」の國廣純一さんに話を聞いた。

農事組合法人 藤ノ川ファーマーズ 坂本秀城さん(左) 國廣純一さん(中央) 坂本優一さん(右)

農事組合法人 藤ノ川ファーマーズ 坂本秀城さん(左) 國廣純一さん(中央) 坂本優一さん(右)

高知県中西部に位置する四万十町は豊かな自然に囲まれた中山間地帯で、昼夜の気温の差が大きく、日本三大清流のひとつ四万十川流域の米づくりに適した地域で、県下有数の米産地である。また、四万十ポークや窪川牛のブランドで知られ畜産業も盛んな地域で、養豚業は県内の7割近くの出荷量を占める。

農事組合法人藤ノ川ファーマーズは6人の役員と6人のオペレーターで組織する集落営農組織で、結成10年を超える地元の法人農家組織だ。畜産の飼料を地元産で供給したいという思いがあり、耕畜連携による飼料用米約14haとWCS用米10ha合わせて約24haを栽培している。

「サキガケ楽粒」との出合いは昨年の12月。ドローンを導入した際にJA高知県の営農センターからドローンを使って楽に散布できる新しい除草剤があるという紹介を受けたことがきっかけだ。数多くのほ場を管理する上で、今までは一発処理除草剤の田植え同時処理を行っていたが、すべてのほ場を田植え同時処理できる訳ではなく、後から除草剤処理を行うほ場もあり、時間を要し手間であった。

そこでドローン散布を今年から始めることになり、5ha分のサキガケ楽粒を購入。通常の1キロ粒剤なら開度設定をしてドローンで何回も往復する必要があるが、サキガケ楽粒は開度設定を気にせずほ場の中心部に1往復で散布するだけで作業自体は非常に楽だったという。どのくらい広がるのか不安もあったが、散布したほ場のサキガケ楽粒の広がり方は非常に優れていると感じたという。また稲への安全性も心配したがそれも問題なかった。

例年だと散布から2カ月ほど経った7月下旬にノビエが多発生し、中後期剤を散布する必要があるほ場も数多くあったが、サキガケ楽粒を散布したほ場では中後期剤を散布していないという。

楽粒の散布に使用したドローン(※取材時は液剤散布用のアタッチメントに換装)楽粒の散布に使用したドローン(※取材時は液剤散布用のアタッチメントに換装)

高齢化により地域の米生産者が減っていく中、國廣さんらに栽培管理を委託する生産者や、本田殺虫殺菌剤のドローン散布を委託する生産者も増えてきており、藤ノ川ファーマーズが地域の農作物の安定生産に果たす役割は高まっている。そのため、ますます省力化を進めることが必須となってきているという。

来年以降は主食用米の栽培受託も増える見込みで、國廣さんは「サキガケ楽粒を使って省力的に除草作業に取り組みたい」と意気込みを語った。

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