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JAの活動:今さら聞けない営農情報

農薬の正しい使い方(51)【今さら聞けない営農情報】第317回2025年9月27日

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 「いまさら」では農薬を正しく、安全に、しかも高い効果を得るため、農薬の正しい使い方の基礎知識をご紹介しています。農薬の防除効果は、有効成分をいずれかの方法で作物に付着または吸着させることができてはじめて発揮されますので、高い効果を発揮させるには、有効成分をいかに効率よく作物に付着させるかが鍵となります。前回までに、各種剤型の特徴と散布方法について、特に農薬の製剤に焦点をおいて農薬の正しい使い方のヒントをご紹介してきました。しかし、農薬をより効率よく正しく使用するためには、製剤の選択の他に散布対象となる作物やその生育ステージ、あるいは病害虫雑草の生態に合わせた使い方も重要になります。前回までに、農薬を選ぶにあたっては、まずは作物と防除したい病害虫雑草を定め、それに応じた農薬を防除暦や指導指針、検索サイトを参考に農薬の候補を選び、散布法(散布機器選び等)の選択について紹介しました。今回は、病害虫の生態に合わせた選び方、使い方です。

 病害虫の生態は様々ですが、基本的に第1次の発生源(病害であれば1次伝染源、害虫であれば越冬成虫など)が作物に侵入・加害して、次世代を誕生させて被害が発生します。

 防除の原則は、可能な限りこの1次伝染・加害を防ぐことが防除効果を安定させるポイントになります。

 この1次伝染源の防ぎ方は病害と害虫では異なります。病害であれば、病原菌の一次伝染源が作物に取り付く前に予防散布(処理)によって、作物に侵入しないようにすることができます。そのためには、発病前にきちんと農薬散布を確実に行う必要があります。

 これに対し害虫の越冬成虫など第1次世代の予防防除は上手く制御できないことが多いのです。

 なぜなら、越冬虫の多くが成虫など体が大きく農薬も効きにくいものが多く、せっかく農薬をきちんと防除していても、越冬虫を退治できないことが多いからです。このため、害虫の防除では、越冬虫を第一次世代とすると、それから発生した第二世代の幼虫が孵化したてか極小さい内に防除することが原則になります。このとき、殺虫剤のほとんどは経口毒性(害虫が農薬の付着した作物を食べて初めて効果を発揮する)か、接触毒性(害虫の体に農薬が散布されて効果を示す)のどちらかなのですが、前者の経口毒性を示す農薬の場合は、害虫が作物を食べる前に、作物の害虫が食べる部位にあらかじめ農薬を散布しておく必要があります。そのとき、例えば葉裏を好む害虫の場合には葉裏に農薬をきちんと散布しなければなりませんし、花の根本(花弁奥)部分を好んで食害する害虫の場合には花の根本(花弁奥)に届くように農薬を散布しなければなりません。その際に、その害虫が潜む場所にきちんと届かせるための散布法が必要になるのです。(つづく)

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