【注意報】ネギ、ダイズ等にシロイチモジヨトウ 県内全域で多発のおそれ 埼玉県2025年9月25日
埼玉県病害虫防除所は、ネギ、ダイズ、ブロッコリー、その他野菜類にシロイチモジヨトウが県内全域で多発のおそれがあるとして、9月22日に令和7年度病害虫発生予察注意報第7号を発表した。
埼玉県病害虫防除所によると、病害虫防除所が県内4地点に設置しているシロイチモジヨトウのフェロモントラップへの雄成虫誘殺数が全地点とも多い。そのうち、平年及び準平年との比較が可能な2地点では平年を大きく上回って推移。同所は8月22日、シロイチモジヨトウを対象に注意報を発表したが、その後も多発生が継続している(図)。
気象庁が9月18日に発表した季節予報によると、関東甲信地方の向こう1か月の気温は高い予想。現在活発となっている同虫の活動は継続することが予想される。また、ネギおよびダイズほ場において幼虫による食害が広く確認(写真1~4)。定植期であるブロッコリーや、その他の作物でも被害が懸念される。
同所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
(1)早期発見に努め、卵塊や孵化直後の1~2齢幼虫の集団を見つけたら速やかに取り除き、ほ場外で適切に処分する。
(2)幼虫が作物内に食入すると薬剤の効果が低下するため、被害を確認したら直ちに防除を実施する。
(3)老齢幼虫に対しては薬剤の効果が低下するため、薬剤散布は若齢幼虫のうちに実施する。また、抵抗性害虫の発生を避けるため、作用機構が同じ薬剤の連用を避ける(表1~3)。
(4)ほ場周辺の広葉雑草は発生源となるため(写真5・6)除草を徹底し、ほ場衛
生に努める。
(提供:埼玉県病害虫防除所)
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】ネギ、ダイズ等にシロイチモジヨトウ 県内全域で多発のおそれ 埼玉県2025年9月25日
-
切り花の消費減少と花産業が直面する三重苦【花づくりの現場から 宇田明】第69回2025年9月25日
-
イナゴ、ツブ、秋野菜の漬け物【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第357回2025年9月25日
-
大関と共同開発「ニッポンエール すももにごり酒」新発売 JA全農2025年9月25日
-
伊藤園と共同開発商品「ニッポンエール 山梨県産すもも」新発売 JA全農2025年9月25日
-
栗の出荷開始 前年比188%の増加見込む JA阿蘇2025年9月25日
-
日本最大規模の「アスパラガスサミット2025」11月に開催 inaho2025年9月25日
-
「令和7年9月12日からの大雨」農業経営収入保険の支払い期限を延長 NOSAI全国連2025年9月25日
-
「令和7年9月2日からの大雨」農業経営収入保険の支払い期限を延長(適用地域追加) NOSAI全国連2025年9月25日
-
こだわり容器で果肉と果汁に一体感「食感を楽しむ農協果汁」国産りんごと和なし新発売 協同乳業2025年9月25日
-
鳥インフル 米ミシガン州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年9月25日
-
青森県三戸町と農業等の労働力確保に関する協定を締結 タイミー2025年9月25日
-
奇跡のテロワール「つなん産直市」26日に銀座で開催 新潟県津南町2025年9月25日
-
セブン‐イレブン「関西うまいもんフェア」滋賀県のご当地グルメ8品が大集合2025年9月25日
-
ヤンマー『未ル わたしのみらい』が「京都アニものづくりAWARD」で総合グランプリ受賞2025年9月25日
-
脱炭素社会へ前進 EVトラック千葉で初導入 パルシステム千葉2025年9月25日
-
宅配の夏稼働日減で総供給高は前年割 8月度供給高速報 日本生協連2025年9月25日
-
第9回「京のプレミアム米コンテスト」府民審査委員を募集 京都府2025年9月25日
-
秋の花粉とハウスダストに「乳酸菌ヘルベヨーグルト」新CM放映中 雪印メグミルク2025年9月25日
-
就農支援「オーガニック農業スクール」第三期生募集中 京都府亀岡市2025年9月25日