【注意報】ムギ類赤かび病 県内全域で多発のおそれ 三重県2026年4月6日
三重県病害虫防除所は、ムギ類赤かび病が県内全域で多発のおそれがあるとして、4月3日に令和8年度病害虫発生予察注意報第1号を発表した。
赤かび病発病穂(提供:三重県病害虫防除所)
ムギ類は開花期以降、高温かつ降雨条件下でムギ類赤かび病菌に感染しやすくなる。三重県病害虫防除所によると、高温傾向により、昨年や平年に比べると出穂・開花はかなり早まっている。
11月上旬播種では3月下旬に出穂期を迎えた小麦ほ場が確認されており、3月24日に発表の技術情報で示した生育見込みより生育が早まっている。
三重県農業研究所(松阪市嬉野川北町)内に設置した県予察ほ場の「あやひかり」(11月14日播種)は、出穂期が3月28日で、開花期は4月5日頃と予測される(三重県農業研究所の麦生育予測システムによる)。また、3月末に感染好適日が3日連続で発生し、週間天気予報によると4月以降も降雨日が数日予想されている。
名古屋地方気象台が3月26日に発表した1か月予報によると、気温は高く、降水量は平年並か多い見込み。
同所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
(1)1回目の防除適期は開花始めから開花盛期。必ず、1回目の防除後、7日から10日後に2回目の防除を行うこと。
(2)薬剤抵抗性の発達を防ぐため、同一系統の薬剤は連用せず、RACコードの異なる薬剤でローテーション散布する。
(3)薬剤は農薬情報検索システムで調べることができる。
◎かび毒について
赤かび病の病原菌は、かび毒を産生させることがる。かび毒であるデオキシニバレノールの基準値を超えた麦は食用として流通することができない。
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