【注意報】ウメ、モモなどに果樹カメムシ類県内全域で多発のおそれ 佐賀県2026年3月26日
佐賀県農業技術防除センターは、ウメ、モモ、スモモ、ビワ、ナシ、カキ、ブドウ、キウイフルーツ、カンキツ類など果樹全般に果樹カメムシ類が県内全域で多発のおそれがあるとして、3月25日に令和7年度病害虫発生予察注意報第4号を発表した。

佐賀県農業技術防除センターによると、果樹カメムシ類の誘殺数は、2025年8月4半旬まで平年より少なかったが、その後増加。同8月6半旬以降は平年より多く推移した(図1)。
図1:予察灯での果樹カメムシ類の誘殺虫数の推移
2025年12月に県内17地点の常緑広葉樹林の落葉を採集してチャバネアオカメムシの越冬密度を調査した結果、平均越冬密度は2.51頭/m2で、平年(0.32頭/m2)および前年(0.14頭/m2)より高かった。また、越冬地点率は88.2%と平年(44.1%)および前年(29.4%)より高かった(表1)。
表1:チャバネアオカメムシの越冬状況
前年夏~秋の予察灯での誘殺数が多く越冬密度が高い年には、越冬世代の発生量が多くなって果樹での被害が発生するおそれがある。福岡管区気象台が3月24日に発表した九州北部の向こう3か月の気象予報によると、4月~6月の気温は平年より高い予想。果樹カメムシ類の発生に好適な条件であることから、果樹園に飛来し被害が発生するおそれがある。
同所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
(1)飛来状況は、地域、園地、園地内の場所及び樹種によって異なるため、園内外をよく観察し、早期発見に努める。
(2)飛来が確認されたら、合成ピレスロイド系薬剤またはネオニコチノイド系薬剤で直ちに防除を行う。両系統の薬剤の残効期間は10~15日程度。なお、ネオニコチノイド系薬剤は、30~50mm程度の降雨で防除効果が低下するため、散布後に同雨量以上の雨が降ったら再散布する。
(3)果樹カメムシ類は夜行性で、日没直後からしばらくの間に最も盛んに飛翔し園内に侵入する。そのため、果樹園に侵入する直前の夕方に薬剤を散布すると効果が高い。また、地域全体で一斉防除を行うと高い効果が得られる。
(4)施設栽培では、開口部に防虫ネット(4ミリ以下)を設置する。
(5)今後の発生状況は当センターが発表する各種情報およびホームページを参考にし、防除対策の詳細は「佐賀県病害虫総合防除計画」を参照する。
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