「北海道米」など4産品をGI登録 米では初2026年3月25日
農水省は3月25日、「北海道米」をはじめとする4産品を地理的表示(GI)登録したと発表した。

地理的表示(GI)保護制度は、その地域ならではの自然的、人文的、社会的な要因のなかで育まれてきた品質や、社会的評価を持つ農林水産物、食品の名称を知的財産として保護する制度で学識経験者の意見をもとに登録している。
今回の4産品の登録でGI登録産品は167産品となった。米では初登録。「北海道米」の登録団体はホクレン農業協同組合連合会。
北海道は明治政府が栽培を断念するほど米づくりが困難な寒冷地だが、諦めることなく模索し、「赤毛種」を用いた選抜を続け、明治6年に栽培に成功した。
この「赤毛種」をもとに100年以上にわたりさらなる改良が続けられ、食味や生産性、用途などさまざまなニーズに対応する数多くの品種が生み出された。
世界的にも珍しい寒冷地に適した北海道独自の品種は、甘み、柔らかさ、粘りの強弱が多種多様で幅広いニーズに対応が可能になっている。
「ゆめぴりか」、「ななつぼし」などの開発で食味に対する評価が飛躍的に上がったことで認知度も上昇、食味だけでなく生産量や安定供給、安全・安心などが需要者から高く評価され、日本を代表する米としての地位を確立したと評価された。
ホクレンが指定した「北海道米」には日本一の生産量のもち米のほか、酒米も含め約20の銘柄がある。道内各地の自然条件を踏まえて定められた栽培暦などに基づいて栽培されている。今回のGI登録によって輸出拡大も期待される。

そのほか登録されたのは宮崎県西米良村で生産されている「米良糸巻大根」(登録団体:米良糸巻大根の会)。肥料や農薬をほとんど使用しなくても育ち、傾斜地で焼畑に適した農産物として途絶えることなく生産されている。糖度は6度前後で一般の青首大根より2度程度高く甘みが強い。

熊本県南関町で生産されている「南関素麺」(登録団体:南関町関素麺製造業組合)も登録された。古くから周辺地域で良質な小麦や塩などが産出され、農家の冬場の副業として、「手打ち、手延べ」の伝統的製法で作られてきた。

兵庫県南あわじ市で生産されている「淡路島手延べそうめん」(登録団体:淡路手延素麺協同組合)も登録された。麺を延ばす最終工程である「門干し」の方法、さらには製造時期を限定するなど、品質向上のための独自の製法が江戸時代から継承されている。
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