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【JA全農の若手研究者】段ボール資材の品質管理2026年3月25日

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JA全農は全国4研究拠点で現場課題を起点としたテーマを設定し、革新的な技術の創出に挑戦している。3月19日、東京・大手町のJAビルで、その中から若手研究者4人が研究発表を行った。主催は農協記者クラブ。2人目は、営農・技術センター資材研究室の倉田大輝氏が「全農における段ボール資材の品質管理」を発表した。

営農・技術センター資材研究室の倉田大輝氏営農・技術センター資材研究室の倉田大輝氏

昭和の時代に輸送手段が木箱から段ボール箱へ変わり、1959年から全農も取り扱いを始めました。青果物用段ボールには特有の課題があります。湿度が上がると段ボールは水分を吸い、試験結果では水分が1%増えると強度が10%も低下することが分かっています。産地で濡れたまま箱詰めされると箱が潰れることもあります。

そこで、資材研究室の前身(農業技術センター施設資材研究部)が設置されました。目的は、生産者が安心して使える品質確認と、全農独自の品質管理マニュアルを策定することでした。2020年の統計では、国内の段ボール需要全体の約4%を全農が占めており、飲料メーカーを抑えて国内最大のユーザーとなっています。

全農における段ボール資材の品質管理全農における段ボール資材の品質管理

研究室では、「JA全農段ボール品質管理要領」を定め、段ボール箱と原紙の両方の品質を確認しています。メーカーの検査結果を検証するだけでなく、資材研究室でも独自の検査を実施しています。メーカー側の試験は良好な状態で行われることが多く、当研究室では輸送後の耐圧強度など実際の流通状態に合わせた品質管理も徹底しています。

「安定供給」と「品質管理」に加え、現在は低コスト化が求められています。段ボール箱は「表ライナー」「中芯」「裏ライナー」という3種類の原紙で構成されています。全農では、紙の強さや箱の寸法から算出する独自の「計算耐圧強度」で品質を管理しています。試験はJISに準拠した手法で測定し、必要な強度を確認します。

また、市場着荷後の箱を抜き出して「残存耐圧強度」を測定し、輸送行程の安全性も検証しています。原紙についても「リングクラッシュ試験」や「破裂強さ試験」などの各種試験機を用い、原紙段階から品質を確認しています。

Eco Smart Packagingの取り組みEco Smart Packagingの取り組み

段ボール価格が高騰するなか、生産者の手取りを増やせるよう、過剰な包装を見直し、箱の面積や重さを減らすことで価格を下げる「適正包装化」に取り組んでいます。表ライナーを低坪量(軽量)原紙に変更した際、強度に大きな差がないことを試験で確認しました。また「通気穴」の検証では、穴の有無で予冷効果に差がない一方、穴をなくすことで箱の強度が大幅に向上することが分かりました。中芯を軽量化しても十分な強度が得られるなど、コスト低減を両立できました。

近年は、経済性と環境性を両立させた「エコ・スマート・パッケージング」として、ショートフラップ化による資材削減や、過剰なはっ水機能の見直しによる環境負荷低減にも取り組んでいます。

資材研究室の役割は、国内最大級のユーザーとしてメーカーへ品質向上を促すこと、原紙から一貫した管理で適正な資材を供給すること、そして試験に基づき品質を検証しながらコスト低減を実現することの三点であり、今後も生産者に資する品質管理を続けていきます。

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