EU乾燥脱水飼料を活用した新たな取り組みにおける飼料ソリューションの探求2026年4月2日
日本の酪農業界が進化を続け、収益性の課題が深刻化する中、EU乾燥脱水飼料作物キャンペーンでは、効率向上におけるEUのプレミアムな乾燥脱水飼料作物の役割を探求し、様々な活動を通して情報を提供していく予定です。
「From land to glass(自然な栄養をヨーロッパの大地からコップへ)」というメインメッセージのもと、「EU乾燥脱水飼料作物〜スペイン・イタリアから〜」キャンペーンは、欧州連合(EU)の資金提供を受け、イタリアとスペインの乾燥脱水飼料協会であるFILIERAとAEFAが主導するものです。
2024年から2026年にかけて実施されている本キャンペーンは、EU乾燥脱水飼料作物の栄養価、厳格な安全基準、安定供給、そしてサステナブルであることに重点を置き、ターゲット市場である日本やベトナム、インドネシア、台湾に対してこの製品の価値とその可能性について多くの方に知っていただくことを目的としています。
ここ数年、日本は生乳価格の上昇により、収益性の回復傾向にありました。ですがその一方で酪農従事者の高齢化、人件費や飼料費の高騰といった構造的な課題が、酪農場の収益性にますます圧力をかけています。このような環境下において、収益性の向上は、牛群規模の拡大ではなく、既存の牛群と資源からより多くの生産性を引き出すことがますます重要になってきているのではないでしょうか。
飼料は依然として酪農生産における最大のコスト要素です。農林水産省(MAFF)の統計によると、2024年、1頭当たりの生産コストは対前年比で2.3%減少しました。一方、牛乳100kg当たりのコストを見ると、対前年比3.7%の減少となっています。これは、乳量効率の向上による効率性のメリットが、利益率を改善する最も効果的な方法の一つであることを示しています。

飼料構成において、粗飼料は乳牛の飼料配合の大部分を占めており、特に1頭あたりの乳量増加を通じて、飼料費と乳生産性の両方に直接的な影響を与えます。粗飼料の品質を最適化することは、農場レベルでの収益性を向上させるための最も現実的な方法の一つとなっています。日本において、輸入飼料はすでに乳牛の飼料配合の重要な構成要素となっています。アルファルファやその他の粗飼料を含むこれらの輸入品は、日本の乳生産を支える上で不可欠な役割を果たしています。

欧州連合(EU)は世界第2位の輸出地域であり、長年にわたり乾燥脱水飼料の安定的な供給源となっています。従来の天日干しの干し草とは異なり、乾燥脱水飼料は管理された条件下で加工されるため、栄養品質が安定して均一的な製品となります。こうすることで家畜による飼料の選り好みが減少、摂取量が維持され、ルーメン(反芻胃)の機能が安定します。厳しい構造的制約がある中で収益性を維持するという、日本の酪農場が直面する主要な課題の解決策の一つとなるのではないでしょうか。

「EU乾燥脱水飼料作物~スペイン・イタリアから~」キャンペーンは、業界関係者の皆様に、高品質なEU乾燥脱水飼料作物の生産、持続可能性への取り組み、実用的な活用事例などについて情報を提供しています。
今年5月25日から29日にかけて、東京及び北海道でそれぞれセミナーと現地ワークショップの開催を予定しています。EUから動物栄養学の専門家と本キャンペーンの代表者が来日、EU乾燥脱水飼料作物の使用に関して情報を提供させていただく機会となります。供給能力、飼料の利用方法と効率的な使い方、動物の健康、そして現地の状況に合わせた実践的な活用法などについて日本の関係者の皆様との相互理解を深めるとともに、日本市場のニーズや要望に沿った形で、持続可能な産業発展を目指す日本の酪農に資することを目的としています。
EUの高品質な乾燥脱水飼料作物について関心のある皆様(輸入業者様、酪農業関連企業様、関連団体、獣医、生産者など)の皆様のご参加を心よりお待ちしております。なおEU乾燥脱水飼料作物に関する詳細や最新情報、バイヤー向けの関連データ、キャンペーン活動については、ウェブサイト(eufodder.com)をご覧いただくか、メールまでお問い合わせください。さらにニュースレターにご登録いただくと、輸出動向、価格情報、協会の活動に関する情報など、四半期ごとに情報をお届けします。
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