全地形型プラットフォーム車両「KATR」、レッドドット・デザイン賞を受賞 クボタ2025年10月17日
株式会社クボタが開発を進める全地形型プラットフォーム車両「KATR」が、国際的なデザイン賞である「レッドドット・デザイン賞」のデザインコンセプト部門で「レッドドット賞」を受賞した。
KATR
株式会社クボタは、全地形型プラットフォーム車両「KATR(キャトル)」が、ドイツのノルトライン・ヴェストファーレン・デザインセンターが主催する「レッドドット・デザイン賞」において、デザインコンセプト部門で「レッドドット賞」を受賞したと発表した。
「KATR」は、油圧で伸縮する4本の脚により傾斜地や凹凸のある路面でも重心を維持し、荷台を水平に保ちながら走行できる。また、最大240kgの積載が可能。車幅やホイールサイズなどを変更できるモジュール設計を採用しており、農業・林業・建設・災害現場など多様な用途での活用が想定されている。
デザイン面では、前後対称の外観やモジュール構造が特徴とされており、光や音による状態表示・作業提案など、人との協働を想定したインターフェースも構想されている。
レッドドット・デザイン賞は、世界三大デザイン賞のひとつとされ、「プロダクトデザイン」「ブランド&コミュニケーションデザイン」「デザインコンセプト」の3部門で構成され、「KATR」が受賞したデザインコンセプト部門は、開発段階の製品を対象とし、革新性・機能性など6項目で審査される。
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