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世界初スイッチ型分解ペーパーポット 持続可能な農業資材を開発 ニッテン2025年8月25日

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日本甜菜製糖株式会社(ニッテン)は、有機農業への適用も視野に、育苗時は強度を維持しながら、移植後は土壌環境で分解が加速する新型ペーパーポットを開発。茨城県と共同で有用性試験を実証している。

従来ポット(左)と新型ポットのコマツナ収穫時の写真(※試作ポットでの評価)従来ポット(左)と新型ポットのコマツナ収穫時の写真(※試作ポットでの評価)

ペーパーポットは、ニッテンが開発した紙製の育苗用容器。多様な作物に使われている紙素材の製品は、移植時に効率的に作業するため、紙の耐久性を高めた設計であることから、移植後の土壌中での分解性に課題があった。

このほど同社が開発したクエン酸架橋原紙製ペーパーポットは、育苗期間中は高い耐久性を維持。移植前にアルカリ処理を行うことで、移植後は土壌中で分解が促進され、世界初のスイッチ型分解挙動を持つ。従来の紙資材では困難だった「耐久性と分解性の両立」に新たな技術的突破口をもたらすものと位置付けられている。また、従来化学繊維が含まれていた原紙の変更と、紙の分解防止のために使われていた化学薬品の天然物材料への変更により、脱プラスチックや有機農業への対応も目指す。

世界初スイッコマツナの移植栽培(茨城県農業総合センター園芸研究所)、新型ペーパーポット利用によるネギの移植栽培(農業経営体Leek's)

一方、「有機農業といえば茨城」というビジョンのもと、有機農業の生産拡大を目指す茨城県では、現在、ペーパーポットによる移植栽培の有用性について、茨城県農業総合センター園芸研究所でコマツナを、また、県内農業経営体でネギについて実証している。

同社は今後、全国で異なる土壌条件や作物群での試験も実施予定。将来的には有機農業にも安心して使える資材としての展開を目指し、有機JAS 基準への適合も視野に開発を進めている。

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