飼料用米の支援 見直しを 財政制度等審議会が建議2025年12月3日
財務省の財政制度等審議会は12月2日、片山財務相に対して「令和8年度予算の編成等に関する建議」を提出した。
建議では農業者が減少するなか、農業の生産性向上に向けて「政策を再構築」する必要があるとし、とくに構造転換を進めていくには、農地の集約化に向けて実効性のある「地域計画」となるよう見直しを行っていく必要があると指摘した。
米の問題では、今回の米価高騰では流通段階でのマージンが大きくなっているとして、その要因分析を求めるとともに、民間在庫を「民間備蓄」として活用することや、米の安定供給が不安となる場合の輸入米の運用のあり方の検討も課題だとした。
2027年からの水田政策の見直しでは、農業が自立した産業となるよう、広く薄い財政支援ではなく「将来の地域農業を担う経営体の前向きな取り組みに対して支援を重点化」していく方向で検討する必要があると強調した。
飼料用米については、高い交付金単価で多額の財政負担にいつながっているとして、「一律に高い単価で支援する必要生はなく見直すべきである」とした。
2027年度の水田政策の見直しで、飼料用米については「転作助成から転換する以上、現在のような高額な支援を一律に講じる必要生に乏しく、畜産政策の中で支援の必要性を改めて考えることが適当」との考えを示した。
【農業分野の建議概要】
・農業者の人口減少が進む中、農業の生産性向上に向けて、政策を再構築する必要。5年間の農業構造転換集中対策期間で農業の本格的な構造転換が求められる中で、各地域で策定する「地域計画」が実効性のあるものとなるよう見直しを行うことが重要。
・今回の米価高騰において、過去と比べ流通段階でのマージンが大きくなっており、その要因を分析する必要。また、民間在庫の一部を「民間備蓄」として活用することを含め、効率的な備蓄運営の在り方を検討する必要。米の安定的な供給に不安が生じるような場合における輸入米の運用の在り方を検討することが考えられる。
・令和9年度からの水田政策の根本的な見直しに当たって、適地適作・収益力向上の考え方の下、農業が自立した産業となるよう、広く薄い財政支援ではなく、将来の地域農業を担う経営体の前向きな取組に対して支援を重点化していく方向で検討する必要。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(171)食料・農業・農村基本計画(13)輸出国から我が国への輸送の状況2025年12月6日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(88)ジチオカーバメート(求電子剤)【防除学習帖】第327回2025年12月6日 -
農薬の正しい使い方(61)変温動物の防除法と上手な農薬の使い方【今さら聞けない営農情報】第327回2025年12月6日 -
スーパーの米価 前週から23円上昇し5kg4335円 過去最高値を更新2025年12月5日 -
支え合い「協同の道」拓く JA愛知東組合長 海野文貴氏(2) 【未来視座 JAトップインタビュー】2025年12月5日 -
【浜矩子が斬る! 日本経済】『タコ市理論』は経済政策使命の決定的違反行為だ 積極財政で弱者犠牲に2025年12月5日 -
食を日本の稼ぎの柱に 農水省が戦略本部を設置2025年12月5日 -
JAの販売品販売高7.7%増加 2024年度総合JA決算概況2025年12月5日 -
ポテトチップからも残留農薬 輸入米に続き検出 国会で追及2025年12月5日 -
生産者補給金 再生産と将来投資が可能な単価水準を JAグループ畜酪要請2025年12月5日 -
第3回「食料・農林水産分野におけるGX加速化研究会」開催 農水省2025年12月5日 -
新感覚&新食感スイーツ「長崎カステリーヌ」農水省「FOODSHIFTセレクション」でW入賞2025年12月5日 -
(464)「ローカル」・「ローカリティ」・「テロワール」【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月5日 -
【スマート農業の風】(20)スマート農業を活用したJAのデジタル管理2025年12月5日 -
「もっともっとノウフク2025」応援フェア 農福連携食材を日替わりで提供 JA共済連2025年12月5日 -
若手職員が"将来のあるべき姿"を検討、経営層と意見交換 JA共済連2025年12月5日 -
IT資産の処分業務支援サービス「CIRCULIT」開始 JA三井リースアセット2025年12月5日 -
「KSAS Marketplace」に人材インフラ企業「YUIME」の特定技能人材派遣サービスのコンテンツを掲載 クボタ2025年12月5日 -
剪定界の第一人者マルコ・シモニット氏が来日「第5回JVAシンポジウム特別講演」開催2025年12月5日 -
野菜との出会いや季節の移ろいを楽しむ「食生活に寄り添うアプリ」リリース 坂ノ途中2025年12月5日


































