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【JAの安心・安全な24年産米調査】24年産で高温耐性品種の割合増える(3)2025年8月25日

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調査では今後の主食用作付品種の見込みを聞いた。集計の結果、コシヒカリのシェアが落ちて高温耐性品種の作付けが増えていることが示唆された。

大豆、麦は作付け横ばい

大豆の作付面積は全国平均で1JA当たり368haで昨年とほぼ同面積(370ha)だった。25年産見込みは367ha、29年産は369haとほぼ横ばいの見込み。

10a当たり収量は186kg。北海道は240kg、東日本は238kg、西日本は105kg、九州は122kgだった。国の基本計画では大豆の単収目標は2030年までに212kg(田)となっている。

小麦の作付面積は全国平均で1JA当たり467ha。25年産見込みは484ha、29年産見込みは482haとほぼ横ばいの見込みとなった。

10a当たり収量は300kg。北海道は403kg、東日本は270kg、西日本は304kg、九州は281kgだった。国の基本計画では小麦の単収目標は2030年までに489kg(田)となっている。

図7図7

高温耐性品種に期待

調査では5年後に作付けがもっとも多いと思われる主食用米品種の見通しを聞いた。

全国では「コシヒカリ」が36%ともっとも多く、次いで「ヒノヒカリ」9%、「ななつぼし」7%
、「ひとめぼれ」5%、「きぬむすめ」4%などとなった。上位5品種で
全体の6割を占める。高温耐性品種の「きぬむすめ」は昨年の2.9%から4%へとシェアを伸ばした。高温耐性品種としてはもっとも作付面積が大きく、24年産は島根、岡山、鳥取で2万2980ha作付けされた。「コシヒカリ」の比率は前回調査で40%を下回り37%となったが、今回はさらに比率が下がった。

地域別にみると北海道は「ななつぼし」が78%、「ゆめぴりか」が10%などとなっている。

東日本は「コシヒカリ」が50%、「ひとめぼれ」が11%で「あきたこまち」、「コシヒカリBL」、「まっしぐら」、「彩のきずな」がそれぞれ4%だった。高温耐性品種の「彩のきずな」は昨年から一昨年の2.7%から昨年は4%に増えた。

西日本は「コシヒカリ」が41%、「きぬむすめ」が13%、「ヒノヒカリ」が11%、「あいちのかおり」が10%などとなった。

九州は「ヒノヒカリ」が34%、「コシヒカリ」が14%、「なつほのか」が11%、「夢つくし」が9%などとなった。高温耐性品種である「なつほのか」は前回調査では7.2%だったが、今回は11%へシェアを伸ばした。

2024年は年平均気温は全国的にかなり高く、とくに東・西日本と沖縄・奄美で記録的な高温となった。農水省は地球温暖化にともない高温傾向が続くことが見込まれることから、高温耐性品種の拡大を進める必要があるとしているが、本調査でも高温耐性品種の導入が進みつつあることが示された。

調査では生産者の経営安定のためのJAの取り組みを聞いた。

全国でもっとも回答率が高かったのは「担い手向けの大型規格の取り扱い」で77%だった。北海道は61%、東日本は84%、西日本は73%、九州は76%といずれの地域でももっとも高い回答率だった。

次いで「多収品種の導入」59%、「共同利用施設の有効活用」55%、「畑作・園芸を含めた複合経営への取り組み」53%などとなった。

地域別にみると北海道では「畑作・園芸を含めた複合経営への取り組み」61%、「農地集積・区画整理」54%と続く。

東日本では「多収品種の導入」67%、「共同利用施設の有効活用」61%など。西日本では「多収品種の導入」57%、「共同利用施設の有効利用」52%など。九州では「多収品種の導入」57%、「共同利用施設の有効活用」などと続く。

【調査の概要】
調査は24年産米の水稲作付面積100ha以上の全国528JAを対象に、各JAの水稲関係者(営農・購買)に回答してもらった。調査方式は郵送による自記入式アンケート。調査票は2025年3月に郵送した。回答JAは453で回収率は85.8%だった。地区別の回答数は以下の通り。
◯北海道=41JA
◯東日本地区=183JA
◯西日本地区=153JA
◯九州地区=76JA

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