賑わいを取り戻す地域のランドマークに 隈研吾氏設計の行徳支店新店舗で地鎮祭 JAいちかわ2025年10月14日
千葉県のJAいちかわは10月11日、市川市湊新田で行徳支店の新店舗建設に着手し、地鎮祭を行った。設計は建築家の隈研吾氏(隈研吾建築都市設計事務所)が担当し、「地域に開かれた行徳のランドマーク」(今野博之組合長)を目指している。
行徳支店新店舗の完成イメージ
新店舗は鉄骨造2階建て、延床面積約1480平方メートルで、積水ハウスが施工を担当する。完成は2027年5月末を予定している。
今野組合長にとって行徳支店は、「入所以来40年のうち通算21年勤務し、最もお世話になった地域」。かつての賑わいを取り戻すため、地域の象徴となる建物を目指して隈氏に設計を依頼した。「地域に密着し、貢献したい」との思いから、敷地内に井戸を掘り、災害時にはマンホールトイレとして活用できるようにする。また、完成までの過程を動画で記録し、特産品のナシ紹介映像とともに、新店舗来訪者が視聴できるようにする。
JAいちかわの今野博之組合長
今野組合長は「新店舗完成を契機に、准組合員を現在の約2万1000人からさらに2万人拡大したい」と目標を掲げた。
建築家の隈研吾氏
隈氏がJA店舗の設計を手がけるのは初めてで、「JAが地域に開かれたシンボルとなる新しい施設にふさわしく、地域とハーモニーを奏でる」(隈氏)というコンセプトで設計。自由に出入りできるオープンなキッチンスタジオを象徴的空間として配置した。外観は木調のアルミルーバーを用いて意匠性と機能性を両立し、内装には千葉県産の杉材を活用して「和」と「自然」を表現。さらに、市川の海をイメージした「折れ天井」の大会議室も設けた。
地鎮祭の参加者
地鎮祭には来賓の田中甲・市川市長をはじめ、設計・施工関係者ら約50人が出席。宝光山関東石鎚教会の冨田直幹教会長により、地元の五大力龍神鎮式など、現在ではほとんど行われなくなった神事が執り行われた。
重要な記事
最新の記事
-
【特殊報】タケノコ園でキモンホソバノメイガの被害 府内で初めて確認 京都府2025年10月14日
-
【Jミルク9月牛乳動向】需給緩和で価格下げ傾向2025年10月14日
-
草刈り委託に自治体が補助 「時給1500円」担い手支援2025年10月14日
-
飼料用米作付け 前年比53%減 戦略作物 軒並み減2025年10月14日
-
米価 3週連続低下 4205円2025年10月14日
-
2つの収穫予想 需給を反映できるのはどっち?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年10月14日
-
農業遺産の次世代への継承を考えるシンポジウム開催 農水省2025年10月14日
-
「サステナウィーク」15日から 持続可能な消費のヒントが見つかる2週間 農水省2025年10月14日
-
賑わいを取り戻す地域のランドマークに 隈研吾氏設計の行徳支店新店舗で地鎮祭 JAいちかわ2025年10月14日
-
なめらかな食感と上品な甘み 鳥取県産柿「輝太郎フェア」15日から開催 JA全農2025年10月14日
-
インドで戦う卓球日本代表選手を「ニッポンの食」で応援 JA全農2025年10月14日
-
松阪牛など「三重の味自慢」約80商品 お得に販売中 JAタウン2025年10月14日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」鹿児島県で「マロンゴールド」を収穫 JAタウン2025年10月14日
-
SNS選挙に潜む政治の劣化【森島 賢・正義派の農政論】2025年10月14日
-
【今川直人・農協の核心】集団個性(アイデンテテイ-)としての社会貢献(2)2025年10月14日
-
「令和7年産 新米PR用POPデータ」無料配布を開始 アサヒパック2025年10月14日
-
「Rice or Die」賛同企業の第2弾を公開 お米消費拡大に向けた連携広がる アサヒパック2025年10月14日
-
腸内細菌由来ポリアミンの作用研究 免疫視点から評価「食品免疫産業賞」受賞 協同乳業2025年10月14日
-
米の成分分析計AN-830 新発売 ケツト科学研究所2025年10月14日
-
利用者と作り手が交流 オリジナル商品の「推し菓子」オンライン投票 パルシステム東京2025年10月14日