利用者と作り手が交流 オリジナル商品の「推し菓子」オンライン投票 パルシステム東京2025年10月14日
生活協同組合パルシステム東京は9月27日、オンラインでオリジナル商品の菓子の取引先3社の担当者から、作り手が商品づくりに込めた思いを聞くイベント「おうちde作り手と会おう!パルシステムお菓子選手権」を開催した。パルシステムの担当職員も登壇し、「皆さんに笑顔を届けたい」と産直提携産地の農産物など素材そのものの味わいを生かした商品づくりの考え方を伝えた。

当日は、「ポテトチップス(しお)」、「産直小麦のカステラ」、「産直玄米のパフチョコ」の3商品について、パルシステム取引先3社の担当者がそれぞれ工場の菓子製造の動画やクイズを交え商品が作られる工程を説明した。
「ポテトチップス(しお)」を製造する有限会社菊水堂の岩井太一さんは、じゃがいもと油、塩だけでつくるからこそ、原料や製法に細心の注意を払うおいしさの秘密を説明。年間を通し季節ごとに国内各地域の産地から調達する原料じゃがいもの状態を細やかに確認し、揚げ油の温度や配合比を微調整しているからこそ、素材を最大に生かした変わらぬ味わいが出せるという。参加した子どもは「しょっぱすぎなくておいしい」とコメントを寄せた。
また、「産直小麦のカステラ」については製造する株式会社髙山の味崎拓郎さんが説明。同商品は、利用者も参加して開発した、国産原料のカステラで、北海道の産直提携産地JAおとふけで生産された小麦を、北海道根釧地区の濃縮乳と山形の契約養鶏場の卵を使って素朴な味わいのカステラに焼き上げている。添加物は使わず、職人の手をかけ焼成前の「泡切り」をすることで、しっとりとした食感を出しているという。参加した子どもは「昔から食べていておいしい」とリピーターの声を伝えた。
また、「産直玄米のパフチョコ」の開発秘話は、三菱食品株式会社の鈴木大輔さんが紹介。パルシステム東京の職員有志が利用者1500人のアンケート調査を参考に意見を出し合い開発された商品で、パルシステム東京と長年交流している産直提携産地JA津軽みらいの玄米をパフにしてチョコレートの中に入れた。参加者は「こんなに玄米が詰まったパフチョコは初めて。産直原料にパルシステムらしさが詰まっていますね」とコメントした。
最後の投票タイムでは、3つの菓子に票が分かれ、参加者からは「どれもおいしい」「いっぱい食べちゃった」などそれぞれの味わいへのコメントが寄せられた。
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