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【特殊報】クモヘリカメムシ 県内で初めて発生を確認 秋田県2025年12月4日

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秋田県病害虫防除所は、クモヘリカメムシ(Leptocorisa chinensis Dallas)を県内の水田畦畔および休耕田で初めて確認。これを受けて、12月3日に令和7年度病害虫発生予察特殊報第1号を発表した。

秋田県病害虫防除所によると10月下旬、にかほ市と由利本荘市の水田畦畔及び休耕田で行ったすくい取り調査(26地点)において、エノコログサなどイネ科雑草が繁茂していた5地点で採取したカメムシ類の成虫を、農林水産省横浜植物防疫所に同定を依頼したところ、クモヘリカメムシであることが確認された。

同種は、東北地方では福島県や宮城県、岩手県で確認されているが、秋田県では、これまでの発生予察調査では確認されていなかった。

図1:クモヘリカメムシの成虫(提供:秋田県病害虫防除所)図1:クモヘリカメムシの成虫(提供:秋田県病害虫防除所)

クモヘリカメムシの成虫(図1)の体長は15~17mm。体色は黄緑色を呈し、頭部と前胸背前縁部の両側に黒い
縦帯がある。幼虫の体色は緑色で、生育するにつれて黄緑色になる。

秋田県での発生生態は不明。厳寒期の2月上旬の最高気温が4.7度を超える地域では、成虫の越冬が可能とされている。スギなど常緑針葉樹林内で越冬すると考えられ、越冬場所からイネ科植物(ノビエ、メヒシバ、エノコログサなど)に飛来するとされる。

稲の出穂期頃になると、水田周辺にあるイネ科雑草や牧草から、成虫が水田内に侵入し、登熟初期から後期まで、成虫及び幼虫がイネの穂を吸汁加害する。登熟初期に加害されると、しいなや屑米が多くなり、多発すると減収をもたらす。

寄主範囲は、イネ科植物(イネ、ノビエ、メヒシバ、エノコログサなど)。

同所では次のとおり防除対策を呼びかけている。

(1)ほ場内をよく見回り、クモヘリカメムシが発生していないか確認する。特に、翌年の7月以降の発生状況に注意する。
(2)同種を対象とした防除対策は未確立であるため、当面は秋田県の主要な加害種であるアカスジカスミカメとアカヒゲホソミドリカスミカメを対象とした防除を行う。
(3)耕種的防除として、増殖源となるイネ科雑草の除去に努める。農道・畦畔の草刈りは、6月上旬から稲が出穂する15~10日前までに数回行う。8月には出穂期10日後頃に行う茎葉散布剤の散布7日後までに草刈りを行う。法面、休耕田などの雑草地の草刈りは、6月上旬から稲が出穂する15~10日前までにできるだけ地域で一斉に行う。

◎その他
発生が疑われた場合は、病害虫防除所(電話):018-881-3660)に連絡を。

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