【注意報】マンゴーにハダニ類 宮古島で多発のおそれ 沖縄県2025年12月4日
沖縄県病害虫防除技術センターは、マンゴーにハダニ類(マンゴーツメハダニとシュレイツメハダニ)が宮古島で多発のおそれがあるとして、12月1日に令和7年度病害虫発生予察注意報第5号を発表した。
図1:ハダニ類発生の推移
沖縄県病害虫防除技術センターによると、宮古島における10月第4週のほ場調査の結果、ハダニ類の発生ほ場率は100%(平年値:34.0%)。葉当たり雌成虫数は3.8頭(平年値0.6頭)と平年と比較して多発(図1)。発生種は、マンゴーツメハダニ(58%)およびシュレイツメハダニ(42%)だった。
マンゴーツメハダニの雌成虫は体長0.4mmで、胴体全部が鮮やかな赤色、後部は紫がかった暗い赤色を呈す。卵は、赤色で卵柄を有する(図2)。沖縄県では周年発生し、主として硬化した葉の表面を加害。マンゴー以外にも、アテモヤ、ゴレンシ、ビワ、レイシ、レンブ等の果樹類、ヤブツバキ、ホルトノキ、モモタマナ、ハンノキ等の樹木類に発生する。
図2:マンゴーツメハダニの雌成虫と卵(提供:沖縄県病害虫防除技術センター)
一方、シュレイツメハダニの雌成虫は体長0.6mmで、胴体全体が紫がかった赤色を呈す。卵は扁平で色は無色透明~赤色まで変異に富む(図3)。沖縄県では周年発生し、主として葉表を加害。新葉および硬化葉のいずれも加害する。農作物以外では、主としてイルカンダ、タイワンクズ、デイゴ、ソシンカ等に発生する。
図3:シュレイツメハダニの雌成虫と卵(提供:沖縄県病害虫防除技術センター)
被害部は、葉がかすり状に白化・退色し、後に褐変して光沢を失う(図4)。また、葉の被害が多発すると、光合成量の低下により樹勢の衰えを招き、収量・品質への影響が懸念される。
図4:被害葉(提供:沖縄県病害虫防除技術センター)
同所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
(1)側窓、出入口などの開放は必要最小限にする。
(2)定期的に葉表を観察し、早期発見に努める。
(3)かすり状の食害痕を見つけたら登録薬剤による防除を行う。
(4)薬剤抵抗性を発達させやすいので、同系統薬剤の連用を避ける。
(5)冬季はマシン油乳剤による防除が効果的である。同薬剤は天敵に影響が少なく、天敵を保護しながらの防除が期待できる。
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