第64回全国家の光大会 教育文化活動通じて協同の輪広げよう 京都で約1000人参加2023年2月20日
(一社)家の光協会は2月17日、京都市の国立京都国際会館で第64回全国家の光大会を開いた。コロナ禍の影響で昨年はオンラインで開催されるなど、大人数が参加しての大会は3年ぶり。コロナ対策のため規模は縮小したものの全国から約1000人が参加、教育文化活動を通じて協同の輪を広げていくことなどを改めて確認し合った。

約1000人が参加した第64回全国家の光大会
大会のスローガンは「対話でつくろう地域の未来 みんなでつなごう協同のこころ」。はじめに家の光協会の栗原隆政代表理事会長が、農業・JAを取り巻く課題が山積する中、各媒体でJA自己改革や協同の理念をわかりやすく解説し、組合員組織活動の活性化や対話運動強化に貢献していく姿勢を強調。具体的な活動として「家の光」を10分間活用する「10分家活」の積極的な提案や、「令和版 星の数ほど家の光記事活用グループをつくろう!」運動を全JAで展開していることに触れ、「こうした記事活用を通して、人・組織・地域が元気になり、JAを核としたさまざまな活動の輪が地域に大きく広がり、協同の心がつながっていくことを願ってやみません」と述べた。

家の光協会 栗原隆政代表理事会長
来賓として出席した西脇隆俊京都府知事は「京都での開催は59年ぶりで、心から歓迎します。家の光協会が日本の農業や国産農畜産物の情報発信に向けた様々な活動を展開され、農業振興や国民の農業に対する理解の醸成に大変貢献していることに深く敬意を表します」とあいさつした。

西脇隆俊 京都府知事
続いてJA全中の中家徹代表理事会長はロシアのウクライナ侵攻などで生産資材の高騰など食料安保のリスクが高まっていることなどに触れ、「今年は農業農村にとってよりいい方向に進むための重要な転換点になると考えています。食料や農業の大切さ、JAや協同組合が果たしている役割の情報発信などさらなる力添えをお願いしたい」と期待を語った。

JA全中 中家徹代表理事会長
大会では、今回で73回を迎えた「家の光文化賞」受賞組合の表彰式などが行われた。同賞は教育文化活動の取り組みが創意工夫に富み、家の光事業がJAの事業・活動の中で明確に位置づけられ、成果を挙げているJAを顕彰する。昭和24年に制定され、これまでにのべ287組合を顕彰してきた。
今回は、▽埼玉県のさいたま農業協同組合(清水節男代表理事組合長)と▽神奈川県の相模原市農業協同組合(小泉幸隆代表理事組合長)▽宮崎県のえびの市農業協同組合(小吹敏博代表理事組合長)の3組合が受賞した。
家の光文化賞受賞組合には「ブラジル・コチア産業組合中央会記念賞」として賞状と賞金も贈られた。この賞は、第二次大戦後の日本の惨状を知ったブラジル・コチア産業組合の組合員らが農村文化の向上と農協運動の発展のために使ってほしいと募金を集め、家の光協会に一任したものを基金とし、贈呈している。
また、家の光文化賞にチャレンジするJAの育成などを目的に設置された「家の光文化賞促進賞」受賞組合には京都府の京都中央農業協同組合が選ばれ、表彰を受けた。
大会では最後に出席者一同で以下の申し合わせを採択した。
【第64回全国家の光大会 申し合わせ】
一:対話運動を通じて、農協運動に参加・参画する仲間を増やし、組合員の「アクティブ・メンバーシップ」の確立をすすめます。
一:「食」「農」「協同組合」についての情報発信に取り組み、持続可能な農業と豊かで暮らしやすい社会の実現に向けて、地域とともに歩むJAをめざします。
一:『家の光』『地上』『ちゃぐりん』『やさい畑』「家の光図書」の普及活用運動をすすめ、記事活用・文化活動をつうじて、協同の輪を広げます。
令和5年2月17日
第64回全国家の光大会出席者一同
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