共済・保険契約の安心感は高く、契約は担当者の訪問で 2024年度共済事業にかかる認知度等調査 日本共済協会2025年5月14日
(一社)日本共済協会は5月14日、「2024年度共済事業にかかる認知度等調査」の結果を公表した。共済事業の発展のために必要な知見を求めることが目的で、2020年度から実施している。共済・保険の利用者を含む、日本在住の20~60歳代の男女約2000人を対象とし、生活・消費における価値観、共済・保険の加入状況や助け合いにかかる意識等を調査した。
調査結果のポイントを次のとおり。
1.日常生活での気がかりや不安:「老後の生活にかかる費用」が57.4%と最も高く、次いで「収入や資産関すること」43.6%、「感染症や治療・治癒が困難な病気にかかる費用」32.3%の順。年代別は20~30歳代「収入や資産に関すること」、40~60 歳代「老後の生活にかかる費用」が最も高い。「子供の養育・教育にかかる費用」は30 歳代35.8%、40歳代30.2%が他の年代と比較して高い割合だ。
2.助け合いが重要がの問いには「そう思う」54.0%、「どちらとも言えない」35.9%、「そう思わない」10.1%。重要と回答した人のうち、重要と考えたきっかけは「自分以外の人の困った姿を見て」37.4%が最も高く、次いで「病気やけがにより日常生活に支障が出た」30.5%。
3.共済加入には組合員であることが必要との認知:「知っている」40.8%、「知らない」59.2%。
4.共済・保険の加入経験と契約検討の際に重視した情報等
(1)共済・保険の加入経験は「契約をしている、もしくはしたことがある」63.2%、「検討はしたが、契約をしたことはない」9.5%、「検討自体をしたことがない」27.3%。契約の経験があると回答した人の割合は、年代が上がるごとに増加している。
(2)契約検討時に重視した情報は「営業担当者の説明」が41.8%と最も高く、次いで「保険会社や共済のホームページ」30.3%、「保険会社や共済が作成したチラシ・パンフレット」28.5%。性別は「保険会社や共済のホームページ」は男性が34.3%と女性より8.1ポイント高く、「家族の意見」は女性が28.2%と男性より9.7ポイント高い。
(3)共済・保険の契約をした場面は「営業担当者の訪問を受けて契約」が53.8%と最も高く、次いで「Web・インターネットによる手続きで契約」が21.8%。
5.共済・保険の契約をしたことがある人へ、実際に契約している共済・保険のうちの最も新しい契約(すべて解約した場合は最後に解約した契約)について聞くと、「生活の安心を守るのに有効である」と「思う・やや思う」は合わせて68.6%、「どちらとも言えない」25.0%、「あまり思わない・思わない」を合わせて6.4%。「不幸な出来事から生活を再建するために有効である」は「思う・やや思う」を合わせて65.2%、「どちらとも言えない」が27.0%、「あまり思わない・思わない」を合わせて7.9%。「日々の暮らしと切り離せないものである」は「思う・やや思う」を合わせて44.6%、「どちらとも言えない」が40.9%、「あまり思わない・思わない」を合わせて14.5%。
「自分が保険金・共済金の支払いを受けなくても、自分の払った保険料・掛金が誰かの役に立っていることを感じられる」は「思う・やや思う」を合わせて23.4%、「どちらとも言えない」42.0%、「あまり思わない・思わない」を合わせて34.5%。「 保険・共済を通じた社会全体の助け合いが実現している」は「思う・やや思う」を合わせて31.3%、「どちらとも言えない」が48.1%、「あまり思わない・思わない」を合わせて20.6%。
6.共済・保険を契約したことで周囲に安心を与えられたと感じるか
契約経験がある人には周囲に安心を与えられたと感じられるかの自己評価、契約したことがない人にはイメージを聞いた。経験がある人は、周囲に安心を与えられたと「思う・やや思う」を合わせて43.9%、「どちらとも言えない」40.9%、「あまり思わない・思わない」は合計15.2%。契約未経験の人のうち、加入を検討したことがある人は、「思う・やや思う」を合わせて26.9%、「どちらとも言えない」50.5%、「あまり思わない・思わない」を合わせて22.5%。検討したことがない人は「思う・やや思う」を合わせて 21.5%、「どちらとも言えない」が56.2%、「あまり思わない・思わない」を合わせて22.3%となった。
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