米価10週ぶり上昇 40円プラスの5kg3625円 農水省2025年8月5日
農水省は8月4日、量販店の米の平均価格を公表した。10週ぶりの上昇となった。
7月21日の週の平均価格は前週の5kg3585円から40円上昇し、同3625円となった。前週比プラス1.1%で10週ぶりの上昇となった。ただ、7週連続で3000円台となっている。
このうちブレンド米の平均販売価格は前週比45円上昇して同3133円となった。一方、銘柄米の平均販売価格は前週比17円値下がりし4247円となった。銘柄米は3月3日の週以来、20週連続で4000円台となっている。
販売数量に占めるブレンド米の割合は56%で前週に比べて2ポイント低下した。ブレンド米の比率が下がったことも平均価格の上昇の要因になったとみられる。
小泉農相は10週ぶりに米価上昇となったことについて5日の閣議後会見で上昇幅が現時点では100円以下となっていることから「(米価)下げ止まり、は現時点では言い過ぎではないか。踊り場に近い状況かもしれない。トレンドは備蓄米放出の効果が出て(下落して)いる状況が続いている」と依然下落基調にあるとの見方を示した。
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