備蓄米の円滑な流通 さらなる方策検討 買戻し条件見直しも 江藤農相2025年5月9日
江藤拓農相は5月9日の閣議後会見で備蓄米の流通が遅れていることについて「改善すべき余地が多分にある。さらなる方策は何か日々検討している」として、備蓄米放出の効果を「実感してもらえるようにさらに努力する」と述べた。
江藤拓農相
江藤農相は備蓄米31万tを放出したが「備蓄米自体も流通していない」として、「期待された結果が出ていないのは申し訳ない」と述べた。
農水省は2日、全農に対して前倒しでの供給拡大を行うよう要請し、これを受けて全農は販売先の卸売業者と輸送。倉庫業者と協議して備蓄米の引取時期を前倒しする体制の構築に取り組んでいる。
江藤農相は「国民の財産であり非常時に備えるという備蓄米を放出する決断をしたのだから、まずは最大限の効果を発揮させる手立てを考えることが第一」として、「さらなる方策は何か、日々検討している」と述べ、備蓄米の円滑な供給対策に力を入れる。
具体策は明らかにしなかったが、与党から買戻し条件付きの入札についての見直しを求める声があることについて「重く受け止めたい」との認識を示した。ただ、「当初から(買戻しについて)1年(以内)にはこだわらないとしてきた。米価が高い水準の段階で市場から米を吸い上げることはあり得ない」と指摘し、需給状況によって買戻しを判断する考えを繰り返した。
重要な記事
最新の記事
-
JA貯金残高 107兆2744億円 3月末 農林中金2025年5月9日
-
米、再生産可能な施策で後押し 石破茂総理2025年5月9日
-
【JA人事】JAぴっぷ町(北海道)大西組合長を再任(3月28日)2025年5月9日
-
備蓄米 全農出荷済み6万3266t 落札量の3割 出荷依頼には100%対応2025年5月9日
-
イネカメムシ被害を防げ 埼玉県と加須市、「防除」を支援 JAの要請実る2025年5月9日
-
備蓄米の円滑な流通 さらなる方策検討 買戻し条件見直しも 江藤農相2025年5月9日
-
米価 「高くなる」判断がやや増加 米穀機構2025年5月9日
-
(434)世界の配合飼料業界のダイナミズム【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年5月9日
-
全農杯全日本卓球選手権大会(ホープス・カブ・バンビの部)岐阜県予選会を県産品で応援 JA全農岐阜2025年5月9日
-
職員対象に「農業体験研修」を実施 JA全農あきた2025年5月9日
-
米を買うときに重視「国産米」77.8% お米についての緊急アンケート 日本生協連2025年5月9日
-
外食市場調査3月度 市場規模は3162億円 3か月ぶりに前年比でもマイナス2025年5月9日
-
BASFグループの第1四半期業績 特別項目控除前EBITDAはほぼ前年同期水準を確保2025年5月9日
-
鳥インフル 米サウスダコタ州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年5月9日
-
生活協同組合ひろしまと連携協定「無印良品」商品を供給開始 良品計画2025年5月9日
-
ノークラッチで簡単操作「三菱トラクターGJE28・35」新発売 三菱マヒンドラ農機2025年5月9日
-
カインズ 神奈川県相模原市と「包括連携協定」締結2025年5月9日
-
まるまるひがしにほん「新潟県の地酒と特産品フェア」開催 さいたま市2025年5月9日
-
「親子でお米の田植え体験イベント」5月25日に開催 momofarm×農産直売所あぜみちのコラボ企画 グリーンデイズ2025年5月9日
-
生産者にフォーカスを当てた食品展示会「たべるーとEXPO」2025年7月に開催決定 TYL2025年5月9日