JAの活動:活動する青年部
【活動する青年部】「作成」→「活用」こそ肝 JA全青協のポリシーブック2021年11月24日
JA全青協では、JA青年組織におけるポリシーブックの取り組みを促進するため、平成28年度より単位組織に対し直接ポリシーブックの作成・活用支援を行っています。
JA全青協がポリシーブックに着手して以来、JA青年組織の約半分がポリシーブックの「作成」に取り組むようになりましたが、一方で「作成」できていない組織も数多くあります。そのため、支援開始当初は「作成」を中心に、ここ数年は「活用」も含め支援し、「作成」から「活用」まで一貫した支援に取り組んでいます。
支援の内容ですが、まずは「作成」ということで「ポリシーブックとは何ぞや?」というところからスタートし、参加者全員で課題を出し合いながらその課題の解決策を考えます。解決策の検討にあたっては、JA青年組織盟友が自ら取り組む事項(「自助」と言います)、JAと共に取り組む事項(「共助」と言います)、行政等と連携して取り組む事項(「公助」と言います)の三つの解決策に分けて検討・整理します。
次に、検討・整理した解決策のうち、「自助」部分(JA青年組織盟友が自ら取り組む事項)を次年度におけるJA青年組織の活動計画に反映します。その際、例年決まっている取り組み内容(総会や研修会等)に加え、ポリシーブックに記載した課題(=地域に住む盟友にとって解決すべき問題)の解決につながるような具体的な活動計画とすることが重要です。活動計画に反映・実践することにより、「青年組織活動の実践」→「次年度活動計画の検討(現行計画の見直し)」→「青年組織総会での報告」という流れができ、自ずとPDCAサイクルをまわすことにつながるのです。そのため、ポリシーブック活用の「肝」は、JA青年組織の活動計画への反映にあると言っても過言ではないでしょう。
JA青年組織のポリシーブックに記載されていることは、すべて解決すべき課題のはずです。組織である以上、課題の解決に向け取り組まなければ、なんのためにある組織なのか存在意義を問われることになるでしょう。ポリシーブックと活動計画をリンクさせ、課題を解決することができれば、組織の活性化にもつながるはずです。JA全青協では、JA青年組織がポリシーブックを「作成・活用」することにより、よりよい地域社会の実現と組織の活性化が可能となると考え、これからも取り組みをすすめてまいります。
(JA全国青年組織協議会前事務局長・臼井 稔)
重要な記事
最新の記事
-
「良き仲間」恵まれ感謝 「苦楽共に」経験が肥やし 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(1)2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(2)2025年4月30日
-
【人事異動】農水省(5月1日付)2025年4月30日
-
コメ卸は備蓄米で儲け過ぎなのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月30日
-
米価格 5kg4220円 前週比プラス0.1%2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ防止対策徹底を 農業倉庫基金理事長 栗原竜也氏2025年4月30日
-
米の「民間輸入」急増 25年は6万トン超か 輸入依存には危うさ2025年4月30日
-
【JA人事】JAクレイン(山梨県)新組合長に藤波聡氏2025年4月30日
-
備蓄米 第3回は10万t放出 落札率99%2025年4月30日
-
「美杉清流米」の田植え体験で生産者と消費者をつなぐ JA全農みえ2025年4月30日
-
東北電力とトランジション・ローンの契約締結 農林中金2025年4月30日
-
【'25新組合長に聞く】JA新潟市(新潟) 長谷川富明氏(4/19就任) 生産者も消費者も納得できる米価に2025年4月30日
-
大阪万博「ウガンダ」パビリオンでバイオスティミュラント資材「スキーポン」紹介 米カリフォルニアで大規模実証試験も開始 アクプランタ2025年4月30日
-
鳥インフル 米デラウェア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年4月30日
-
埼玉県幸手市で紙マルチ田植機の実演研修会 有機米栽培で地産ブランド強化へ 三菱マヒンドラ農機2025年4月30日
-
国内生産拠点で購入する電力 実質再生可能エネルギー由来に100%切り替え 森永乳業2025年4月30日
-
外食需要は堅調も、物価高騰で消費の選別進む 外食産業市場動向調査3月度 日本フードサービス協会2025年4月30日
-
キウイブラザーズ新CM「ラクに栄養アゲリシャス」篇公開 ゼスプリ2025年4月30日
-
インドの綿農家と子どもたちを支援「PEACE BY PEACE COTTON PROJECT」に協賛 日本生協連2025年4月30日