5月の米の家庭内消費、前年同月比で減少幅拡大 米価高騰が消費冷ます 米穀機構2025年6月27日
前年の2倍の米価が続くなか、5月の「1人1ヵ月当たり精米消費量」は3ヵ月連続で減少した。スーパーなどで買った米を家で食べる家庭内消費は前年同期比の減少幅が4月から拡大し▲13.5%、中・外食は▲0.9%だった。
2025年5月の1人1ヵ月当たり精米消費量 出所:米穀機構「米の消費動向調査結果(令和7年5月分)」
4月の消費は前年同月比▲9.5%
米穀安定供給確保支援機構(米穀機構)が全国の消費世帯モニターを対象に調査し、6月25日に公表した(有効調査世帯数は1779世帯)。
1人1ヵ月当たりの消費量は4329gで前年同月比▲9.5%。そのうち家庭内消費量は2842gで同▲13.5%、中・外食は1487gで▲0.9%だった。中・外食は減少率が縮んだが、家庭内消費は4月に半年ぶりに前年同期比で減少に転じ、さらに減少率が拡大した。米高騰が続く中、米穀機構のモニター調査では消費減の傾向が止まっていない。
スーパーでの販売数量、6月に入って回復
もっとも、農水省がPOSデータにもとづいて作成・公表している「スーパーでの販売数量・価格の推移」では、実数で5月末から増勢に転じた。前年同期比では6月2~8日が+6.3%、9~15日が+9.1%となっている。
随意契約で放出された政府備蓄米も市場に出回る中、販売価格が4週連続で低下(6月9~15日は精米5キロで256円低下)するなど求めやすい価格に近付いたこともあり、足元では消費が持ち直した可能性もある。
重要な記事
最新の記事
-
【特殊報】ウメにクビアカツヤカミキリによる被害 県内で初めて確認 三重県2025年6月27日
-
【サステナ防除のすすめ2025】連作障害"待った" 野菜の土壌消毒編(1)2025年6月27日
-
【サステナ防除のすすめ2025】連作障害"待った" 野菜の土壌消毒編(2)2025年6月27日
-
全農 備蓄米 出荷済み20万t超える 進度率7割2025年6月27日
-
食品ロス 国民1人当たり37kg 3万1800円損失 2023年度2025年6月27日
-
5月の米の家庭内消費、前年同月比で減少幅拡大 米価高騰が消費冷ます 米穀機構2025年6月27日
-
(441)「とんかつ」はなぜ各国で愛されているのか?【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年6月27日
-
【JA人事】JA松山市(愛媛県)阿部和孝組合長を再任(6月20日)2025年6月27日
-
【JA人事】JAめぐみの(岐阜県) 新組合長に渡邉健彦氏2025年6月27日
-
【JA人事】JA木曽(長野県)新組合長に亀子宗樹氏(5月29日)2025年6月27日
-
【JA人事】JAおちいまばり(愛媛県)渡部浩忠理事長を再任(6月25日)2025年6月27日
-
【JA人事】JA仙台(宮城県)藤澤和明組合長を再任2025年6月27日
-
果樹王国和歌山から旬を届ける「みのりみのるマルシェ」東京・大阪で開催 JA全農2025年6月27日
-
伊藤園と共同開発「ニッポンエール 栃木県産にっこり梨SODA」新発売 JA全農2025年6月27日
-
【役員人事】農協観光(7月1日付)2025年6月27日
-
【生乳需給で中酪要請】酪農9700戸割れ 家族経営支援に重点、離農高止まりに危機感2025年6月27日
-
【役員人事】全国農協保証センター(6月26日付)2025年6月27日
-
適用拡大情報 殺虫剤「プレバソンフロアブル5」FMC2025年6月27日
-
【役員人事】日本協同組合連携機構(6月26日付)2025年6月27日
-
「岩手県大船渡市山林火災支援募金」1億2326万円を岩手県生協連に贈呈 コープデリ生協2025年6月27日